風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

スイカズラの奇形


一昨年咲いたスイカズラには奇形が多かった。

アレルギーについて調べているうちに、アレルギーを引き起こすプロスタグランジンE2やロイコトリエン4に変換されるアラキドン酸の欠乏が奇形を発生させるということを知った。アラキドン酸は動物性の脂肪に含まれる必須脂肪酸で、植物ではリノール酸から亜鉛の助けを受けて体内で変換される。

このことを考えて、昨年春早く、スイカズラの植え込みに液肥をやったのだった。昔買って使い残していた植物の活力剤である。これには亜鉛が含まれていた。成分は、窒素、リン、カリウムマグネシウムマンガン亜鉛、ホウ酸、アミノ酸、ビタミンB群、食用色素、水と記されている。

昨年は、その後夫が心不全で入院するという騒ぎがあったので、植物の世話をしている暇はなかったのだが、液肥をやった後に咲いた花には奇形は見られなかった。ところが、昨年は真夏にもう一度花を咲かせたのだった。その時の奇形が酷かった。いや、一昨年のような奇形と違って、帯化と言われる状態だったと思う。スイカズラは茎を挟んで二つずつ、つまり四つの花を咲かせるが、昨年の夏は、枝先で無数の花を咲かせたのだった。

これが、放射線汚染とどう関わっているか解らない。このスイカズラを植えている脇は放射線を吸収すると言われているカイヅカイブキの針葉樹が植わっている。それがスイカズラに影響を与えているのか、あるいは、ずっと植えっぱなしの状態なので、土が痩せてきているせいかも知れない。いずれにしても一昨年以来奇形が発生しているのは確かである。今年はどうなるだろうか?

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放射線の影響と亜鉛とアラキドン酸とロイコトリエンB4、そして植物の奇形(アレルギーの観点から)

以下は一昨年のスイカズラの写真。この年は花の咲く前の雨が酷かった。雨の多い年であった。
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