「第34回 春の古書大即売会」
— 京都古書研究会 (@koshoken) 2016年4月22日
2016年5月1日から5月5日
京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
京都市勧業館「みやこめっせ」1F
10時〜16時45分(5日は16時にて閉場)
44店舗、古本50万冊がお待ちしています。 pic.twitter.com/CJcYL3Jihk
真昼の古書に埋もるる春の幻
古書堂の闇深く春の入り日射す
夕映えて積まるる古書の影おぼろ
春夕べ ビブリア古書堂店仕舞ひ
大き地震(なゐ)ありていちめん春の古書
閉店間際の夕方に余震が起こった。
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東日本が大規模な震災に見舞われてから二十日あまり、四月に入った今も数日おきにこんな余震が起こっている。
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「栞子さんは」
「大丈夫です・・・でも、本が・・・」
こんな時でも本なのか。「本の虫」にもほどがある。呆れながら立ち上がり、店内を見回した俺は唖然とした。
通路に立っていた棚が斜めに倒れ、大量の古書が床一面にぶちまけられている。明かりもすべて消えて、停電しているらしく、いつも以上に通路が薄暗い。崩落しかけた洞窟の前にいる気分だった。もし誰かが通路にいたら、と思うと背筋が凍った。
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連日ニュースで流れている放射能の数値は気になるが、とにかく生活しなければならない。俺たちの住む地域では、少しずつ日常が戻りつつある。
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「違うのよ。あの中身、全部ペットボトルの水。あの子東京に住んでるって言ったでしょう。まだあんまりお店にも水が並んでないっていうから、こっちで買って沢山持たせてやったの」
俺は納得した。何週間か前、東京で水道水から基準値以上の放射性物質が検出され、一斉にスーパーからミネラルウォーターが売り切れたと報道されていた。地域によってはまだその影響が残っているのだろう。このあたりは比較的値が低かったので、さほどの騒ぎにはならなかったが。
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「ええ。だから・・。・・実際、そうなったわ。・・さんが、・・や・・を管理していなかったのは想定外だったけれど」
彼女はそう言ってくすりと笑う。
三上延=作『ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜』(メディアワークス文庫)より
→RT
— fuckjimin821脱原発に一票 (@fuckjimin821) 2016年4月24日
翁長知事ともそうだったけど、こいつ相手の事一切考えてないよな。
どこ見てんだボケ。#アピール安倍 pic.twitter.com/9wjGOccddl