風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

つばめ行き交う


朝風につばめ飛び交う道を行く
娘が保育園に通っている頃、「風に乗りつばめ行き交う朝の道」と作って師匠に見せると、「燕が行き交っているということは風に抗って飛んでいる燕もいるということだから『風に乗り』と言うと、おかしなことになる」と言われた。そして「風に乗り」を「風の中」と添削して「これだと良い句になる」と言ってくださった。
雰囲気で何となく作っていると、事実と違ったことを言って気づかないでいることになるのだと思った(真摯に言葉に向き合わなければ本物は生まれないのだと・・)。
師匠が亡くなって一時途方に暮れていたこともあったが、今は投句をしようとも思わない。出来損ないの句を抱えて生涯推敲し続けようと思う。

風の中つばめ行き交う朝の道
足元をつばめ過ぎゆく朝の道
高く低くつばめ飛び交う朝の道



巣を作れそうか見るために、ツバメが駐車場に来ている。そこに作れば、また壊されてしまう。作らないようにと願いつつ様子を見ている。作りかけたら、取り除こうと思う。