風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

星を映して(パウロ・コエーリョ=作『星の巡礼』)

秋暁や星を映して水たまり
夜、目が覚めて眠れないでいると、色々なことを考える。
暗闇の中に私が自己を映しているこの時、大地は天空と交信しているのかもしれない、水たまりは星を映しているのかもしれない、と。
もしかしたらこの時は、私のための唯一の時間なのかもしれない。


水たまりはいかに脆弱なものであれ、頭上の銀河との接触を確立したのだった。水たまりは星を映し出し、時間の無駄どころか、自分がこの世界と交信するための新しい暗号を作りつつあるという感覚を私に与えてくれた。それはたましいの秘密の暗号だった。そして私たちが知ってはいるが、ほとんど耳を傾けようとしない言葉だった。(パウロ・コエーリョ=作『星の巡礼』(角川文庫)より)

男は神の姿と栄光を映す者ですから、頭に物をかぶるべきではありません。しかし、女は男の栄光を映す者です。(コリントの信徒への手紙一11:7)