風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

今回の選挙は私としては大方満足している。が、安倍政権が憲法96条を改悪して自分たちの思い通りに振る舞い始めれば北朝鮮より怖ろしいことになる!

今朝の新聞の一面には、「自民、みんな、維新3党の合計議席は70台後半の見通しで、新党改革を含む非改選(62議席)と合わせても、参院憲法改正の発議に必要な3分の2(162議席)に届かない。首相は今後、「加憲」を掲げる公明党を含めて、改憲の環境整備を図る考えだ」とあった。
そのために先ず憲法96条を変えようという考えのようだ。憲法96条とは、「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」

私としては、今回の選挙結果についてはまあまあ満足している。それは、共産党議席を伸ばし法案提出権を持つことが出来たからだ。
私は今後、共産党が他と連立を組むようなことがあれば支援することから手を引くだろう(共産党というのはたとえ小さくとも孤高を保って存在することに意義があると思うからだ)が、原発反対などの私の願いを法案にして本会議に提出出来るようになったことは本当に喜ばしいことだ。

一方、緑の党については、途中から「みどりの風」などという紛らわしい党が出てきたために困惑した。今頃分かっても遅い気がするが、「みどりの風」というのは自民党の「緑風会」から取られた名前らしい。元双葉町町長の井戸川氏達がなぜ「緑の党」から立候補しなかったのかという声も耳にしたが、私はやはり井戸川氏については、事故前に原発を推進してきたという「罪の意識」があったからクリーンなイメージの「緑の党」には入りづらいという思いがあったのではないかと推察する。
それにしても、莫大な資金を投入してマスコミを取り込んで宣伝する大きな党に「緑の党」のような小さな党が及ばなかったのは無理もないことだ。私自身も4月から家の中で勃発していた大事件に振り回されて、ブログにリンクをしておきながら選挙間際まで緑の党GreensJapan」のサイトを開くこともしなかった。選挙資金のためのカンパなども募っていたというのに・・。
しかし!市民が立ち上げたかつて無い新しい政党なのだからメゲないで大きく育てていきたいものだと思う。

山本太郎には、昨年暮れに落選した時は「いつまでもグダグダ言ってないで次のことを考えろ!」と言いたかったのだが、今回の当選に際しては「落選するより険しい道が待っているのだから心してやれ!」という言葉を贈りたいと思う!。