風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

今朝の新聞の余録が

今朝の新聞の余録が面白かった。

健康な人間は、自己評価でも平均的他人より優れているというポジティブな錯覚を抱きながら暮らしているという。この「優越の錯覚」をめぐる脳のメカニズムを最近日本の研究チームが解明したらしい。その研究によると、自己評価の高かった人ほど脳内で快楽物質を出す部位が活発だった一方、状況を判断する前頭葉の働きが弱くなっていたそうだ。そしてこの優越の錯覚が弱まるとうつ状態に陥るのだという。

何でもいいように考えなければ生きていけないのではないか、と思うことはある。生きて行くために嫌なことは忘れるように頭の中が出来ているのではないか、と思うこともある。けれど、良い方にばかり考えて浮かれていると、そのうち大きな落とし穴に落ちるのではないかと思うのは、私の脳内の快楽物質を出す部位があまり活発に活動していないせいだろうか。