風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

鉄と亜鉛(追記あり)


ここに関連した最新記事は以下
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https://meromeropy77.hatenablog.com/entry/2018/09/22/143633


以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。

 過剰症としては、鉄を大量に含むビールの常習的な飲用や、鉄鍋からの鉄混入が原因のバンツー鉄沈着症が知られており、鉄摂取量が約100mgを超えると発生するとされる。(川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』(ナツメ社)より抜粋引用)
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(念のため、ビールの鉄の含有量を成分表で調べてみたが「Tr」や「0,1」の記載でとても大量に含まれているとは言えない。どういうことだろうか?)

カリウムの塩を摂り始める少し前の頃、この記述の部分を目にしていた。カリウムの塩を摂り始めて、娘の皮膚の状態がどうも良くないと思い、この記述を思い出し、鉄過剰かも知れないと考えて、鉄鍋の使用と岩塩を一時的に止めた。が、ますます酷くなる一方で、組織液が吹き出すに及んでカリウムの塩が原因だと気づき、鉄のことはすっかり頭から吹っ飛んでしまった。

しかしこのところまた、鉄のことを考えている。娘の皮膚の状態が、あまりにも血色素が沈着しているといったふうだからだ。夏の日焼けに端を発しているから火傷したようなものといえばそう言えなくもない。顔から喉にかけて陽に当たった部分と後ろの首との境でくっきり色が違っているのだ。その後、薬を塗り続けていたことを考えても、(こんな言葉があるかどうかは知らないが)薬焼けしているようにも思える。

普通亜鉛の多い物を食べると白く戻ってくる。亜鉛の摂取はやはり牛肉が一番良いように思うのだが、毎日毎日牛肉ばかり食べるわけにもいかない。夕食で牛肉を少量摂っても効かないように思える。たっぷりと摂った翌日はやはり顔色が白く戻っているように思われる。

こちらに帰ってきた頃の娘には鶏もも肉を食べさせて痒みが抑えられたということで、鶏もも肉に多いパントテン酸によって副腎皮質ホルモンが造られ痒みを抑えるのだ、と分かった。しかし今回は、「鶏もも肉を食べると良くない気がする」、と言う。亜鉛が必要なんだろうね、パントテン酸で副腎皮質ホルモンが造られるとそれによって亜鉛が駄目になるんだろう、と考えていた。今はやはり亜鉛が必要なんだろう、と。

別の事で、鶏肉について調べていると、鶏もも肉には鉄が多いことが分かった。それで、肉類などの鉄の含有量と亜鉛との比を計算して出した。鶏もも肉の鉄の量は牛もも肉の量とそれほど変わらないのだが、亜鉛の量が牛もも肉に比べて少ない。こういったところから、鶏もも肉を摂った場合は、パントテン酸によって亜鉛が駄目にされる上に、鉄の吸収に亜鉛が負けてしまって吸収されないために顔色が白く戻らないということになるのではないか、と考えた。

これは、「ビタミンB12と亜鉛との関係」でも少しふれたように、亜鉛やカルシウムなど二価の陽イオンは他の二価の陽イオンと競合して少ない方が吸収されなくなるということなのだ、と思われる。

また、「活性酸素と痛風、そして娘の指」でも書いたように、鉄は活性酸素の消去にも働くが活性酸素を構成することもあるようだから、過剰となった鉄が体内で活性酸素となって皮膚を傷害している可能性がある。

また、銅が不足しても、鉄の代謝が滞り、色素沈着が起こるかも知れないとも考えている。


ビールとビール酵母の違いがあるかも知れないと考えて検索し、以下のようなサイトを見つけた。


● 「ビール酵母」に含まれる豊富な栄養を活用
酵母にはもともと多くの栄養が含まれていますが、ビールづくりの過程で麦汁の栄養をたっぷりと吸収した「ビール酵母」は、さらに豊富な栄養を蓄えます。
(中略)
鉄は体内に吸収されにくく、わずか15%程度しか吸収されません。効果的に取り込むためには、タンパク質や、アミノ酸、ビタミンなどの栄養素と一緒に摂る ことで吸収率が上がることが報告されています。そこで、様々な栄養素を含む「ビール酵母」の摂取が、妊娠時の鉄欠乏性貧血の改善に役立つと考え、その可能 性を検証しました。(抜粋引用)

ビール酵母の栄養については食品成分表で未確認だが、素人なので私の成分表の見方自体に問題があるかも知れない。