風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

風邪の後に咳だけが残るというのは、・・


● 放射線問題と細胞環境維持への提言
この度の地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。 被災地の皆さまの安全と健康を願うとともに、1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。 現在、福島第一原発の事故は予断を許さない状況のようです。高いレベルでの放射能汚染は懸念を超えて広がっております。
私はミネラル栄養学の研究を行ってきた関係で、…。
(中略)
独立行政法人放射線医学総合研究所によるマウスを使った実験で、抗酸化ミネラルを通常よりも多く含有した酵母放射線防護効果があることが確認され、 2006年3月末にプレス発表されました。…。 これは、酵母に含まれたそれぞれの微量ミネラルが、マウスの体内で抗酸化作用を発揮し、致死量の放射線による活性酸素のダメージからマウスを保護したものと考えられます。同時に行われた、ミネラル酵母が持つスーパーオキシドの消去能力に関する実験では、特に亜鉛含有酵母の力が際立っていることがわかっており、その力を数値化した場合、亜鉛100に対してマンガン47、銅42、セレン8であったとされています。 こうしてみるとセレンの力が極端に劣るように思えますが、亜鉛、銅、マンガンはいずれもスーパーオキシドを消去する酵母の合成や活性にかかわるのに対して、 セレンの場合はスーパーオキシドではなく、過酸化水素の消去及び過酸化物質の生成抑制を得意としているため、これは半ば「当然の結果」ともいえるのです。 むしろ完全に消去できなかったスーパーオキシドによる過酸化水素の生成や過酸化脂質の暴走を食い止める上でも、セレンを十分に摂取することの意義は計り知れません。
このミネラル酵母の注目すべき最大のポイントは、放射線被曝の前でも後でも一定の防護効果が得られると報告されていることです。(抜粋引用)

この一年の夫の不具合は喘息様症状から始まった、と思う。
しかし私は思い違いをしていたのだ。『病気の地図帳』には、「同一疾患が複数の型のアレルギーからなることもある(たとえば、アトピー性皮膚炎では1型と4型、気管支喘息も同様である可能性がある)」(山口和克=監修『病気の地図帳』(講談社))と記されている。「可能性がある」と記されている事柄を、私は、決定事項のように受け止めていた。だから、「亜鉛が欠乏している」ということをしっかりと捉えきることが出来ていなかったのだ。


昨年11月末、夫は福島の実家に帰省した。この時、放射性物質による酸化ストレスに対抗するために亜鉛と銅をSODとして消費したはずである。

12月に入って、うちでは戴いたタラコを食べ続けた。以下に掲載する『「脳の栄養不足」が老化を早める!』の「脳内神経伝達物質の合成過程」を見ると、交感神経性の伝達物質であるノルアドレナリンを合成する過程において、ナイアシン、ビタミンB6、銅が使われていることが解る。

(この写真は後に削除する)

タラコを食べさせ続けながら、私はその後、鶏むね肉の料理に嵌ったのだった。鶏むね肉にはナイアシンと共にビタミンB6も多い。

この鶏むね肉を食べている頃に、夫はそれまで気にならなかった浄化槽の音が気になって眠れず、寝室を替えたのだった。『しっかり学べる!栄養学』には、ビタミンB6の欠乏症として「聴覚過敏」があげられている。ナイアシン、ビタミンB6によって銅が使われ、体内のフェニルアラニンもしくはチロシンノルアドレナリンに変換されたために交感神経が研ぎ澄まされて「聴覚過敏」を引き起こしたと考えられる。使われたためにB6が欠乏した。だから、欠乏症の症状として記されているものと思われる。

今回、鶏むね肉には、ヒスタミンの素となるヒスチジンも多いということが、アミノ酸について調べる過程で解った。ビタミンB6は、ヒスチジンヒスタミンに変換する働きもする。ヒスチジンが体内でヒスチジンのまま働く場合はアレルギー疾患は起こってこないだろう。けれど、ヒスチジンヒスタミンに変換され、増えすぎることによってアレルギー疾患が起こってくる。


実は今回、放射性物質等によって発生する活性酸素を消去するスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)が6個のヒスチジンを素にして合成されていることが解った。ウィキペディアには、「銅および亜鉛は6個のヒスチジンと1個アスパラギン酸側鎖に配位しており、1つのヒスチジンは2つの金属原子の間で共有されている」と記されている。

スーパーオキシドジスムターゼによって亜鉛と銅が使われ、その後、ナイアシンとB6を摂取することで銅が消費され、さらにヒスチジンとビタミンB6の多い鶏むね肉を摂取し続けたことで、ヒスチジンヒスタミンに変換され、アレルギー疾患としての喘息を発症したと考えられる。

喘息が1型と4型の複合型ならば、亜鉛は欠乏していないはずだと私は考えていた。けれど夫の喘息様症状は、風邪の後に咳だけが残ったものだった。
私自身が咳型の喘息を発症したのも風邪を引いた後だった。咳だけがいつまでも続くので病院に行き、咳型の喘息と診断されたのだった。私の体は、元々亜鉛は少なく、ヒスタミンが多いのではないかと思う。子どもの頃から(B6とヒスチジンの多い)背の青い魚の干物ばかり食べてきたからだ。

風邪を引くというのは、免疫力が落ちているためである。亜鉛が欠乏すると、免疫力は落ちる。スーパーオキシドジスムターゼとして亜鉛が消費され、免疫力が落ちたために風邪を引いた。そしてスーパーオキシドジスムターゼとして働くことが出来なくなったヒスチジンがB6によってヒスタミンに変換され、その後アレルギー症状としての咳だけが残ったのである。

野生動物が高密度で生息しているところで農業を再開しようとしても、なかなか上手くはいかないと思うんですね。そういったことをしっかりと社会に示していくことが私の役割だと思っています。(抜粋聞き取り)