風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

花がふってくると思う(八木重吉「貧しき信徒」より)

便箋や葉書をたくさん持っている。

気に入ったものは、一枚とっておきたいと思う。

それで、

重吉の詩を書いて、

飾ることにした。

 

実は、ふってくるのは花だけではない。

枝に擬態していたらしい幼虫も台の上に降りたって、落ちた花びらを食べていた。

申し訳ないが、プチッと潰してゴミ箱へ。

 

昔々、保育園の頃、娘は園の庭の桜にいた毛虫を家に持って帰ると言いはって、てのひらに這わせて持って帰ったことがある。

その毛虫は綺麗な黄緑色の繭を作って、蛾となって飛び立った。俳句の師匠は山繭だったろうと言っていたが・・?

それが今では、虫を見ると大騒ぎする虫嫌いになって、人間というのはいつどうなるか本当に分からないものだと熟々思う。

 

今日潰した虫は毛虫ではなく桜の枝によく似た芋虫だった。

いずれにしても蛾になっただろうと思うが、どういう蛹になったのだろう?