風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

無意識の意識化の過程では(宮崎駿の新作から)

宮崎駿の新作君たちはどう生きるかを観てきた。タイトルで、ちょっと観る気が起こらなかったのだが・・。

宮崎作品を初めて見たのは、婚約式で行った福島でだった。魔女の宅急便

2011年のコクリコ坂からは、その頃実習に来ていた神学生も誘って4人で見に行った。

今回は、娘と二人。

 

 

 

祈るときに声が震えることがある。

型通りの定式化した祈りを何も考えずに祈るのは容易いが、無意識の意識化の過程で自分の中の「悪意」を感じつつ聖なる者へと意識を向けて祈るのは難しい。

それが声の震えとなって表れる。

自分の中の「悪(罪)」を受け入れ、自己を統合すれば、声の震えは止む。

 

自分の中の「悪(罪)」を受け入れ自己を統合する努力は、何によってなされるのか?

それは、「私の中の〈悪(罪)〉をキリストによって完全に受け入れて下さっている方がいる」という、その方への信頼による他はない。

 

これを見たシモン・ペトロは、イエスの足もとにひれ伏して、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者なのです」と言った。

すると、イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」 (ルカによる福音書5:8、10)

 

 

 娘は、梨木香歩『裏庭』のようだったと言った。「おぉ〜成程!」と思った。