風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

曲りくねつた旧き道へと

一瓶に終はりゆくもの咲けるものつぼみのものを集めて活けり


会堂に花を活けられる方がちょっと活けられない状況にあって、技術は到底及ばないのだけれど、代わりに活けさせて頂いた。
前日の夜に活けたのが、下。

娘に見て貰うと、「○○さんは会堂に活けるのは難しい、遠くから見て華やかに見えて、近寄っても煩く感じられないように活けるのが難しいって、言ってたよ」と、言う。そして、「近くに来ると、素敵に見えるんだけど・・」と、ポツリ。

明日の朝、グラジオラスがあまり開いていなかったら、白いグラジオラスを足すことにするか、花菖蒲が開いていたらそれを足すことにしようと考えて、とりあえずその日はそこで置いた。


朝、花菖蒲が開きかけていたので、切って、根じめに入れることにした。

使っている花達は、皆、長老が植えられたもの。
咲き終わった花菖蒲を中央に、咲きはじめたグラジオラスの初物と、まだ蕾の百合を一輪。蕾の時に、ナメクジにやられて開ききれなかった薄い紫の花菖蒲を後ろ側に入れて色の足しに・・。
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翌日、「会堂の花、どうだった?」と娘に聞くと、「良くなってた。昨夜は遠くから見ると貧相だなって思ったんだよね」、と。


この記事の写真の中で一番好きなのはこれ、

後ろから見ると、ランタナの葉が、花菖蒲の背中に手を置いて支えているみたいになっていた。


まつすぐの新しき道を逸れて行く曲がりくねつた旧き道へと
懐かしき旧き道をば走らせる葉ざくら深くお辞儀する道