「医師がこんな発言。驚き」とツイートされている方は、子宮頸がんワクチンを接種された後、重い副作用に苦しむ娘さんを抱えておられる方のようだ。
医師がこんな発言。驚き@KusumiEiji 子宮頸がんワクチンで被害を受けた、という方々の問題は、反原発活動と同様、先鋭化しすぎて一般の方々の賛同を受けられにくい、という点にあると思う。そして、ポリオ生ワクチン被害者やVPD被害者を引き合いに出している点が醜悪である。
この久住という医師の「ポリオ生ワクチン被害者やVPD被害者を引き合いに出している点が醜悪である」という言葉はどういう意味であろうか?
私の俳句の師匠は、未熟児で生まれた最初の子どもにポリオ生ワクチンを受けさせたために歩くことも話すことも出来ないまま幼くして死なせてしまった、と90歳近くなっても話しておられた。
初めて子どもを持った若い夫婦に、未熟児で生まれた子に予防接種を受けさせるのは注意が必要だというふうな考えは思い浮かばないだろうと思う。それを考えなくてはならないのは接種する医療側であろうが、利権のために慌てて接種を法定化し無理矢理施行するなら、個々への手厚い配慮は省かれていきやすくなる。私は、そこが問題だと思う。
娘がアトピー性皮膚炎だと分かってからアトピー関連の本を読み漁った。その中に松村龍雄=著『子どものアトピー』(農文協)というのがある。厳しい除去食を勧める医師の本である(この本を見て私が厳しい除去食をしたわけではない)が、この本の最後に「アトピーの子に予防接種はだいじょうぶか?」という項目があり、はしかなどのワクチンを娘に接種する時、この本に書かれていることを医師に伝えて、ワクチン液を3回に分け、判定をしながら10分おきにうって貰らうようにしたのだった。はしかワクチンは発育鶏卵の胚細胞に培養したウイルスからつくられるということだ。卵アレルギーとの関係は薄いということだが、この著者である松村氏自身が用心のためにそのようにしていると書かれていたからである。その後、このワクチンによるアレルギー症状はワクチンに使われているゼラチンによるものであったことが解ってきたようである。それに伴ってワクチンからゼラチンを取り除くようになったようだ。軽度のアレルギー症状で済むなら良いが、アナフィラキシーなどになれば死に至る場合もあるから怖ろしいのである。
ポリオ生ワクチンによって引き起こされた障害は脳性麻痺として処理されたという経緯もあるようだが、こういった薬害が認められるまでには長い時間がかかる。始まった段階で「問題なし」と言い切れる人間は一人もいないはずである。
「子宮頸がんワクチンで不妊になるというデマを、また最近よく見かけるようになりました。アホらしいというか。。。」とツイートしたサイエンスライターがいるようだが、「アホらしい」という言葉はどこから出てくるのであろうか?不妊になるというのはデマで、もっと重篤な状態になるというのが真実だと言いたいのか?そんなはずはないだろう。それなら、この「アホらしい」という言葉は無責任極まりない非科学的な言葉であると言わなくてはならない。こんな言葉をサイエンスライターが吐き散らし、上記のような言葉を医者が吐き散らしているのが、今の日本の現状だということだ、金儲けのために!この医者(↓)は、患者の痛みを考えることもなさそうに見える。私ならこんな医者のいる病院に行こうとは決して思わない。
しかし、どうやらこの医者は↓のようだ。
さて、STAP騒動はえらく静かになったようだが・・。
しばらく前に遠藤とかいう「上級」という冠を必ずつけなくてはいけないらしい研究員の論文が出されたようだが、こういったものは素人の目からは遠く引き離された所に置かれている。よって、素人は論文そのものの中身ではなく、外側から眺めて判断するほかはないということになる。
論文の中身を読むことはできず読んでも理解できないと思うので、遅ればせながらNHKスペシャルを動画で見てみることにした。その中で「若山氏が小保方氏から渡されたという細胞にはアクロシンGFPという特殊な遺伝子が組み込まれているということが解った」というナレーションが流れ、「アクロシンは精子で発現している遺伝子ですね」と遠藤氏が語っている。「STAP細胞の研究とは関係あるものなんですか」という問いに、「全く必要ないと思います」と答えている。「全く必要ない」?「全く関係ない」?本当にそう言い切れるのだろうか?素人の私がこれを聞いてもこのような疑問を感じるのである。いや、素人には解らないだろうと高を括ってこのように言っているのだろうか?
これに対して、中間報告会見で質問を受けた丹羽氏は、「STAP細胞は保存できないものだと認識いたしております。というのは、・・」と答えられたそうだ。この受け答えを比べてみるとどちらが本物の科学者か一目瞭然のように思われる。解りきっていることというのはこの世界に限られていると思われる。科学というのは変化する。今この時点での正しさでしかない。丹羽氏はそういったことを理解しているために「〜と認識しております」と答えたのだと考えられる。
遠藤氏の論文について、納得できると思える内容のサイトを見つけたので以下にリンクしておく。
私はここに至って、STAP騒動は安倍政権から国民の目を引き離すために引き起こされた目眩ましの騒動だったと結論づけたい。小保方さんが論文の間違いに自ら気づいた時点で、この騒動は引き起こされたのだと考える。小保方さんが間違いに気づいて訂正を入れたというようなことは、内部の人間でないと知り得ないことだろう。小保方さんが自ら申し出た論文の訂正を誰かが利用して騒動を起こしたのである。けれど、騒動を直接起こした人々も利用されていた可能性があると私は感じる。STAP問題で騒いでいる間に福島の中間貯蔵施設恒久化も着々と進んでいるようであるし、他にも色々・・。
● 遠藤高帆氏の論文についての私の見解
日本人を除けば、世界中の研究者でSTAP論文に興味のある人はもうほとんどいないだろう。その理由の一つは、論文は既に撤回されているということだ。それゆえ遠藤氏の配列解析の基となったデータも、公的機関(米国NCBI)からは消去されている。
「論文撤回」は、公にはその研究は「白紙」であることを意味する。これは多くの研究者、特に小保方氏に批判的な人が強く主張してきたことだ。遠藤氏の論文は、「白紙」であるものを引用し、そして公共のデータベースから削除されたデータを利用するという極めて特異なものである。・・。
(中略)
少なくとも論文として発表する以上は、「白紙」となった研究成果のデータを持ち出して解析をするのではなく、他の論文を解析して手法の「有用性」を示す必要があると私は思う。「知られていなかったコンタミが発覚し、それが論文の結論に大きく影響していた」ということが判明したのならば論文としての価値はある。それがされていないことが、この論文疑義の第一の論点だ。(抜粋引用)
STAP騒動が起こり始めた頃に、STAP攻撃をしている人達は放射能安全神話を唱えている人達と重なるようだと思ったのだが、それが段々とはっきりしてきたようだ。おまけに、子宮頸がんワクチン推奨者とも被るように思われる。
以下は、ついでに書く情報だが・・、
私はアトピーとの関連で生田哲氏の『心の病は食事で治す』(PHP新書)という書物を度々取り上げてきた。けれど、これからは少しひかえようと思っていた。この書物自体が2005年の古い発行だし、こういった研究は進んでいる可能性もあれば、否定されている可能性もあると考えたからだった。けれど最近になって、生田氏が書物で書かれている内容に当て嵌まると思われる事態が医療の現場で起こっているという情報を得て、ここに記しておこうと思った。
私の持っている生田氏の書籍の中で一番古い発行になる『脳と心をあやつる物質』(講談社ブルーバックス)の中に、「伝達物質のアンバランスによる心の病」という表が記載されている。
この表を見ると、統合失調症とパーキンソン病はドーパミンの放出において対極にあるのが解る。又、パーキンソン病とアルツハイマー病はアセチルコリンの放出において対極にあるのも解ると思うが、医療の現場で、今、統合失調治療のための新薬を投与することで起こってくるパーキンソン病様の副作用を抑えるためにさらに薬が処方され、それによって今度はアルツハイマー様の病状が起こってくるというような事態が起こっているようである。薬が薬を呼び、治るどころかますます混迷を極めていくように思われる。
私が度々引用している生田哲氏の書物はこれらの病を薬ではなく食べ物で治すことを支えるための内容だが、なかなか素人では難しいだろうと思う。私は娘のアトピーを食事で治そうとしているわけだが、薬でなく食物であっても体調を左右する。しかも食物アレルギー等は食べ物によって引き起こされるのである。食べ物であっても侮れない。ならば薬なら尚更である。しかし素人は医者に頼る他ない。薬で儲けようとするのでなく、どこまでも患者の立場に立ちきって医療に携わる医師が一人でも多くなるようにと祈る他はない。