2013-08-29 我を汝に蟬時雨 俳句らしきもの 短歌らしきもの 城址の我を汝に蟬時雨 夏期実習にみえていた神学生からお礼の葉書が届いた。裏山の城址に登っていつも黙想なさっていたようだったが、その葉書に「蝉しぐれ」の句が添えられてあった。それで、その句を本歌にして(マルティン・ブーバー『我と汝』から発想して)、こんな句を作って返信したのだった。 下は昔作った「蝉しぐれ」の句と歌。ひかり降る蝉の時雨となりて降る 降るや降る銀の雫と蝉しぐれ胎児となりて眠れる耳に