風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

我を汝に蟬時雨

城址の我を汝に蟬時雨
夏期実習にみえていた神学生からお礼の葉書が届いた。裏山の城址に登っていつも黙想なさっていたようだったが、その葉書に「蝉しぐれ」の句が添えられてあった。それで、その句を本歌にして(マルティン・ブーバー『我と汝』から発想して)、こんな句を作って返信したのだった。


下は昔作った「蝉しぐれ」の句と歌。

ひかり降る蝉の時雨となりて降る
降るや降る銀の雫と蝉しぐれ胎児となりて眠れる耳に