風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

『はだしのゲン』と放射能汚染水海洋流出放置のどちらが国益を損なうか!(2013年08月22日のツイート

はだしのゲンの撤去を求めた自営業の男性(35)が新聞の取材に、国益を損なう行為が許せない。日本人としてふつうのことをしているだけ」と語ったそうだが、『はだしのゲン』が子供達に読まれることと、福島原発からの放射能汚染水が太平洋へ流出しているのを放置した状態で原発を他国へ売り込もうとしている日本の行為のどちらが国益を損なう行為であるか、この男性は考えたことがあるのだろうか(ないだろうとは思うが)。事態は『はだしのゲン』がどうのこうのとか、日本の国益がどうのこうのというような次元を遙かに超えてしまっている。このことを認識しなければならないと思う。

以下、抜粋引用。
しかし、東電は、キール海洋研究所が前提にしていた数字より、ずっと高い濃度と、ずっと多い量の放射能汚染水が、3.11直後から太平洋に流れ出していたことを選挙が終ってやっと認めたのです。
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世界は日本の責任を追及するだろう福島第一原発からの汚染水の海洋流出は太平洋を死滅させようとしています。
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まず何より、事故の再処理体制を全面的に国策化しなければならない。
また、このことを国際社会は求めてくるはずだ。

このまま政府が知らん振りしようとしても、世界が黙っていない、事態はそこまできている。被害が、これから全世界に及んでいくということが明らかになったわけだから当然だ。
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キール海洋研究所は、昨年の7月に「福島第一原発事故の予想される海洋汚染」という研究を発表している。
この研究を見ると、事故から6年後には全世界の海洋に汚染が広がっていくことが分かる。

さらに、最近、東電は、このキール海洋研究所のシミュレーションの前提より多くの放射性物質が海洋に漏れ出ていることを発表し、それを認めた。
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福島第一原発事故の教訓は、核兵器に劣らず原発が危険なものであるということが分かったということだ。
こうした認識が世界中に広がっている。

そういう中で、アメリカ自身も認識を深めて、今年3月11日には新しい原発建設の計画を却下した。

それ以前にも、アメリカは3つの原発廃炉を早々と決定している。アメリカでは、今後は経済的に原発の建設は無理だろうと言われている。

先日、アメリカのルース大使が広島と長崎に行ったが、今度、オバマが来日したときは、広島、長崎に行くという重要な見通しを述べている。オバマは本気で核廃絶を考えている。