老い猫の蔭に寝そべる夏の庭
昼間、門を開けていると、近くに住むよちよち歩きの幼子がおばあさんと一緒にやって来て、長老が植えたプランターの花や蟻や蝶を見て行く。そんな夏のある日、会堂の脇の日蔭に老猫が寝そべっていた。「猫さんいるねぇ」とおばあさんとひとしきり話し、行っては戻りして、最後に「バイバイ」をして帰って行った。
何でもないこんなお散歩風景が、放射能汚染の心配される今の時代には尊く思える。
この子が大きくなった時、小さい頃教会の庭で遊んだことを覚えてくれているといいなぁ。
夏草に肩まで埋もれ花摘む子
娘が小さい頃遊んでいた公園は、夏の草刈りが終わるまで、草ぼうぼうだった。ブランコもすべり台も草に埋もれてしまいそうだった。