風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

白い芍薬

火炎のごと紅き花心を立てて咲く芍薬は白き衣をまとひ

母の庭はほとんどのものが絶えて無くなってしまっているが、この芍薬だけは家を建て替えたときも大事に移植して今も残っている。私が結婚した時、母が鉢にあげて持たせてくれたが、それは3年もしないうちに駄目にしてしまった。けれどここの芍薬は、10年近く空き家にしていた間も咲き続けていたようだ。私が帰ってきてからも水道も止まっているから水やりもしていないのだが、今年も咲いてくれた。こういった花は適した土地に根をおろしていれば、人が余計なことをしないほうが却って良いのかも知れないと思う。緑の指を持たない者の言い訳かも知れないけれど・・。

それにしても、この花のように内側も外側も美しい女性と結婚したら、男性は落ち着いて仕事もしていられないのではないだろうか。そんなことを考えてしまった。