ヒスタミンレベルが低いために問題を抱えている場合、ナイアシンとビタミンCを摂るのが良いというのだが、このナイアシンについて書いてみたい。
ナイアシンはビタミンB3のことだが、化学構造が煙草のニコチンに似ていたために、最初、ニコチン酸と名付けられた。だが、似ているというだけで同じものではなく、紛らわしいということで、ナイアシンという呼び名に変わったという。
だから、ナイアシンの代わりに煙草を吸えば良いかというと、それは全く間違った理解だということになる。
ヒスタミンレベルが低くナイアシンとビタミンCを必要としている場合、むしろ喫煙によってビタミンCが大量に消耗され欠乏症に陥りやすくなるようだ。
心身に問題を抱えている場合は、なんとか喫煙の量を少しずつでも減らしていきたいものだと思う。
参考書籍:『からだに効く栄養成分バイブル』中村丁次=監修(主婦と生活社)