風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

熱中症対策エトセトラ

 

熱中症と言っても、ナトリウム不足なのか水分不足なのか、その場では判断に迷う。

そういう点で最近は電解質バランスを整える飲み物があって重宝かも知れない。

ただ、人工甘味料が入っているのが中にあって、購入には気をつけなくてはいけない。私は人工甘味料入りのものが嫌いなので。というか、私はそういっったものはほとんど口にしないのだが、ポカリ好きの娘が具合が悪くなるとポカリを買ってきて飲ませている。これだけは何故か人工甘味料を使っていないので。

 

最近、検査で体内のナトリウムが少ないということで塩化ナトリウムを処方されているという方がおられることを知って、驚いた。

夫が降圧剤ばかり処方されていたので、病院でNaClが処方されるなんてことがあるんだ!と思って・・。

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熱中症というのはどんな状態をいうのだろうか?

熱中症という状態には、真逆の状況から起こってくるその両方が含まれているように思う。つまり、汗を大量にかいた場合と、汗をかけなかった場合。

大量に汗をかいた場合に問題になるのは、汗と一緒にミネラル分が失われるということだと思われる。

失われて問題になるミネラル類の第一番がナトリウムである。ナトリウムが不足した場合の症状に、日射病、脱水症状、頭痛、めまい、吐きけ、嘔吐、意識がもうろうとする等が記されている。

けれど、ナトリウムの不足だけが問題なのではないと思う。汗と一緒に失われ易いミネラルである塩素も浸透圧を維持し、血液のペーハーバランスを調整している。

(略)

これとは全く逆に汗をかけないというのも問題となるように思われる。

人間の体に広く分布している小汗腺は体温調節に関与している。汗を出すことで体温を下げる働きをしているのである。つまり、汗がかけないということは体内に熱がこもるということである。

 

この夏、実習に来られた神学生さんは、北海道生まれでずっと北海道におられたという方で、汗がかけない体質ということだった。汗をかけないと具合が悪くなるので、熱い飲み物を飲んで汗をかくようにしておられる、と。

私などは雨の多い、湿度の高い紀南地方の生まれ育ちで、夏にはやたら汗をかく。

日本には湿度の高くなる梅雨があって汗をかけるように汗腺が開かれ夏の暑さに備える、と前に何かで読んだ記憶がある。北海道には梅雨がないから厳しいかも知れない。

しかし、汗をかきすぎる私は夏に熱いお茶を飲むと却って具合が悪くなる。冷たいアイスがいい(笑)。

 

やはり熱中症対策は体質によっても違ってくると思われる。

 

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会堂の補修作業に来て下さった方の中に熱中症に陥った方がおられた。

汗をかいたかどうかを確認して、台所に戻り、たまたま冷やしていたローズヒップとハイビスカスのお茶に甜菜オリゴ糖とレモン果汁を混ぜたものを作って飲ませた。

帰り際、車の窓を開けて挨拶してくださった様子では随分落ち着いていたようだったが・・。

 

果たして飲ませたものが良かったかどうか確認しなくてはと思い、娘から『まいにち漢方』の本を借りて何か書いていないかと調べたら、上のようなことが書かれてあった。

私が出したのは、梅干しとお粥ではなかったが、オリゴ糖は甘味だし、ローズヒップとハイビスカスには酸味があるから、かき過ぎた汗を抑えてミネラルの流出を防げたかと思う。

ローズヒップにはビタミンCが多い。ハイビスカスにはクエン酸が多く、ミネラルではカリウムが多い。ビートからとった甜菜オリゴ糖にはナトリウムが多く、浸透圧調整物質(オスモライト)であるベタインも含まれている可能性がある。

 

しかし、これを汗をかかない冬に取りすぎるのはいかがなものかと思う。

以前、冬に娘に梅干しやハイビスカスティーを続けて飲ませて体内がアルカリに傾いたせいか大変な状態になったことがあった。

 

食する物、必要な物は季節により体質によって異なるということを頭に入れて置く必要がある。