風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

コリンもイノシトールも(追記あり)

以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。

コリンもイノシトールも成分表には記載されていないマイナーな栄養素なので、情報が少ない。

イノシトールは水溶性なので、キャベツの葉を蒸したりした場合は汁に溶け出ているように思う。オレンジジュースなどで摂る方が効率よく摂れるのではないかと思うが、あまり水分を摂りすぎるのは良いように思えない。また、一つの栄養素にばかり頼っては、一方向へ偏って新たな弊害を生むと思われる。

 牛乳によるぜん息  牛乳を疑ってみよう。…。大人でも起こりうる。
 ある二九歳の男性の例では、…。
 そして、ある日、冷たいミルクをコップ一杯飲んだとき、二〇分後には救急室に運ばれていた。ひどい気管支けいれんが起きて、体中にじんましんが出ていたのだ。
 彼は投薬を受けて、一時間後には回復した。しかし、スペイン、マドリードの医師は検査をするために、そのまま入院させた。
 テストの結果、犯人はミルクだった。彼にミルクを四分の一カップ飲ませてみると、気管支けいれんが起きた。乾燥カゼイン(ミルクからとったもの)を与えると、二〇分以内にぜいぜいの発作と腹痛が起きた。(ジーン・カーパー著『食事で治す本 下』(ハルキ文庫)より抜粋引用)

牛乳にはイノシトールも含まれているようなのだが、『栄養成分バイブル』では、コリンの多い食品の中にも入っている。

前に引用した「牛乳によるぜん息」を思い出して、非公開ブログに除けていた記事を読み返した。
カゼインというのは牛乳に含まれているタンパク質なのだが、ぜん息が起こってくるという場合には、タンパク質だけでなく、コリンが関係してくるように思う。

夫はコーヒーだけでは飲めない人で、コーヒーを飲むときは必ず大量の牛乳を入れる。これも良くないように思う。

過去記事「アセチルコリンは酸素消費を抑える嫌気的代謝へと転換させる?ー『心臓の力』より」でも引用したのだが、柿沼由彦=著『心臓の力』(講談社には、「その著しく増加したアセチルコリン産生によって…この心筋細胞の代謝が若干、酸素を消費する好気的代謝から、酸素消費を抑える嫌気的代謝へと、(相対的にではあるが)エネルギー産生様式を転換させたことを意味している」と記されている。

アセチルコリンが増加しているときは、ぜん息発作が起こるだけでなく、酸素が不足しているように感じて息苦しいという状態になる。この時は酸素によってエネルギーを造ることが出来にくくなっている。そのため糖質が必要となる。日頃コーヒー牛乳を飲んでいる場合は、牛乳を止めて砂糖を少し加えて飲む方が良いだろう。

中村丁次=監修『栄養成分バイブル』の「気管支ぜんそくの項には、「食べすぎると胃がふくらみ、横隔膜を押し上げ、息苦しくなって発作を誘発することがあります。過食は避けたほうがよいでしょう」と書かれている。
少量ずつ何回かに分けて食べることと、消化を助けるものを少量摂るのが良いように思う。
(インスタントの粉ごと飲むコーヒーにはナイアシンが多いのでお勧め出来ないが)、朝食、昼食後にドリップしたコーヒーを少し飲むのは良いのではないだろうか?コーヒーが、副交感神経から交感神経に傾けて気管支を拡張してくれる。ただ、エネルギーを造るためにはブラックで飲むより少量の砂糖を入れる方が良いように思われる。
大根など消化酵素を含むものを食事の中に取り入れるのも良いと思う。
食事の時に、少量の煎茶を飲みながら食べるのも良いかも知れない。
クエン酸の多いハイビスカスとビタミンCを多く含むローズヒップ(ハイビスカス&ローズヒップティー)等も消化を助け、アレルギーに対抗するために良いと思う。

ただ、水分は摂りすぎないように気を付けなくてはならない。摂り過ぎるとうっ血性の心不全へと至りかねない。同時にナイアシンの多い物を摂りすぎている場合は特に。