風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

シシャモについて(痒みを抑える副腎皮質ホルモン合成の観点から)

娘は皮膚科に行って、ステロイド、非ステロイド、ニキビ用と数種類の塗り薬を貰って来て使い分けている。


ステロイドの場合は、過酸化脂質として皮膚に沈着します。(安保徹=著『免疫力を高めれば、薬はいらない!』(三笠書房)より)
ステロイド剤を塗っているとニキビが出来やすくなる。
「薬によって出来るニキビは浅く、食べ物によって出来てくるニキビは深いところから出て来るように思う」、と娘は言う。


今期、副腎皮質ホルモンを合成するパントテン酸食材を新たに見つけた。シシャモである。

体の様々なところで働いているせいかナイアシンという栄養素は何にでも多く入っている。ことのほかナイアシンの多い魚の中で、シシャモにはそのナイアシンが少なく、パントテン酸との比率でも、ナ:パ=1:2(樺太シシャモで1:1,4)である。
しかも、副腎皮質ホルモンの原料となるコレステロールが100gあたり300mg(樺太シシャモで370mg)含有されている。コレステロールの多い茹で卵(100gあたり420mg)や、うなぎ蒲焼き(230mg)と比べると分かりやすいかと思う。

ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)を飲むのを止めて、娘が激しいリバウンドを起こした時、鶏もも肉を食べて痒みが治まることを発見した。鶏もも肉パントテン酸食材であるが、ナイアシンとの比ではパントテン酸の方が少ない。けれど、コレステロールは100gあたり130mgと、同じパントテン酸食材の豚肩ロース肉(76mg)より多い。だから、あの頃は、やはり鶏もも肉の副腎皮質ホルモン合成作用で痒みが抑えられたと考えられる。

今回、シシャモを食べてもはっきりと痒みが治まった。
しかし、続けて食べていると、ニキビが増える。多すぎるコレステロールは余剰となって酸化しニキビを作らせる。コレステロールの多い物を摂った翌日、「ニキビが内側から主張してくるのは、昨日○○を食べたから」と娘が分析している。


 副交感神経に偏った人は、大人の場合は花粉症を発症しやすくなるのですが、子どもの場合はアトピー性皮膚炎や気管支ぜん息が多くなります。
 大人になって気管支ぜん息を発症するというのは、身を守るためにリンパ球が多くなった状態です。
 発症した時点で背景にストレスや忙しさが必ずあります。生き方を見直さないといけません。そういう人は、目がまわるような、びっくりするような偏った生き方をしていたりします。
 また、ぜん息を薬で治そうとすると、気管支拡張剤を使います。この薬は交感神経に作用してぜん息の発作を抑えますが、同時に心拍数を増加させ、血圧を上昇させてしまいます。なので、薬を使っている途中では、心臓がすごくドキドキしたりします。
 ぜん息の治療を薬だけに頼ると、最後に交感神経緊張状態になり、顆粒球が増えて、さらなるストレスになります。ステロイド吸入薬も長期間使用すると免疫を抑制し、顆粒球を増やします。(安保徹=著『免疫力を高めれば、薬はいらない!』より抜粋)


 交感神経の緊張はアドレナリンを分泌させ、その受容体を持つ顆粒球をふやします。
 顆粒球は新陳代謝がさかんな上皮細胞や腺細胞の粘膜に集まりやすく、ふえ過ぎると常在菌と反応し始めます。
 たとえば、アクネ菌が原因のニキビ、真菌による水虫、ヒトパピローマウイルス(HPV)によるイボなど。帯状疱疹ウイルスによる帯状疱疹、単純ヘルペスウイルスによるヘルペスカンジダ菌によるカンジダ膣炎歯周病や痔、胃潰瘍性大腸炎突発性難聴も棲みついている常在菌との反応によるものです。
 顆粒球は細菌などの比較的大きな外敵を飲み込み、消化酵素活性酸素を使って分解し自滅します。その際に放出する活性酸素が周辺の正常な細胞を酸化させ、炎症を起こし、組織破壊を起こします。粘膜で膿となって自滅し、化膿性の炎症を起こします。顆粒球が1カ所に集まって死滅すると粘膜が破壊され、潰瘍がつくられます。
 体の中には活性酸素を無毒化するしくみがありますが、ふえ過ぎると処理が追いつきません。(『安保徹のやさしい解体新書』(実業之日本社)より抜粋)

活性酸素を無毒化する」というところに亜鉛、銅などの栄養素が関わっているだろう。
アトピー性皮膚炎も二方向に分かれると思われるが、アトピー体質とニキビが出来やすい状態というのも真逆であると思われる。