休暇で出かけた夫が咳を連れて帰ってきた。
自分のために生きたいなど、夢のまた夢である。しかし私は20代の頃、神の元で自分のために生きる訓練をみっちり受けたので、ある程度までは人のために生きることが出来るのである。しかしある程度という許容範囲を超えたその先のことは、知らん。
以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。
さて、問題は咳である。
亜鉛が欠乏して免疫力が低下している場合は風邪の咳と考えられる。風邪を引いて治った後に咳が残る場合も、ウイルス等と闘った後に亜鉛等の栄養素が欠乏して残骸処理が充分されておらず咳として排除しようとしている場合がある、と考えられる。
風邪等の感染症の他に、アレルギー反応としての咳、またアレルギー様反応としての咳があると考えられる。
中村丁次=監修『栄養成分バイブル』の「気管支ぜんそく」の項に、「ヒスタミンを含む食品(鮮度の落ちたワイン、チーズ、魚介類など)、コリンを含む食品(たけのこ、やまいも、そば、栗など)、ヒスタミンとコリンを多く含む食品(なす、ほうれんそうなど)は、ぜんそく発作を誘発することがあるので避けたほうがよいでしょう」と記されている。
また、同書の「コリン」の項には、多く含む食品として「豚レバー、卵、牛レバー、大豆、ささげ、えんどう豆、牛肉、豚肉、豆腐、さつまいも、とうもろこし、牛乳」が挙げられている。
ナイアシンを多く摂りすぎると体内ヒスタミン値が上がる。私は、過去記事で、このナイアシンとコリンと心不全と喘息との関係を纏めている(→関連過去記事)。
ナイアシンの多い物を摂りすぎているということが基本にある。その上にコリンの多い物を摂ると喘息を引き起こす。
休暇で出かけて、チキンカツを食べたという夜、咳で眠れなくなったと連絡してきた。(後からの補足)この時のチキンカツはおそらく鶏むね肉だったろう。むね肉はナイアシンがド高い。
地震に遭った夜、食欲もないのでコンビニでとろろ蕎麦を買って来た、と言っていた。とろろ蕎麦か〜、う〜ん?と思っていたが、案の定、咳で明け方近くまで眠れなかったと言って、帰ってきた。
コリンである。コリンは神経伝達物質アセチルコリンの材料となる。アセチルコリンが働くと、気管支を収縮させる。
ナイアシンを多く摂りすぎて体内のヒスタミン値が上がっているということが基本にあって、その上で、気管支を収縮させるアセチルコリンの材料となるコリンを多く摂った場合にアレルゲンがなくとも、咳が起こりやすくなると考えられる。
こういった状況にある体の状態を、アレルギー体質と呼ぶのではないかと私は考えている。
生田哲=著『心の病は食事で治す』には、「イノシトールは、セロトニンとアセチルコリンの適切なはたらきに欠かせない」と記されている。
アセチルコリンの暴走を抑制するために、イノシトールとタウリンが有効であるように思われる。
『栄養成分バイブル』の「イノシトール」の項に、多く含む食品として「オレンジ、すいか、メロン、グレープフルーツ、桃、ささげ、グリンピース、さつまいも、キャベツの葉、トマト、小麦胚芽、牛乳」が挙げられている。
だが、中に、コリンの多い食品と重複しているものがあるので注意が必要である。
また、小麦胚芽はヒスタミンに変換されるヒスチジンを多く含む食品でもあるので、これにも注意をする必要がある。
さらに、同じく『心の病は食事で治す』には、「コリンはパントテン酸と協力して記憶物質アセチルコリンをつくる」と書かれているので、パントテン酸の多い食品とコリンを多く含む食品の組み合わせにも注意が必要となる。
(修正部分)パントテン酸はアレルギー反応を抑制する副腎皮質ホルモンを造らせるので、コリン食材を合わせないよう注意して朝食や昼食で摂るようにするのが良いと思う。また、受容体として亜鉛が必要になると思われるので、警戒しすぎて亜鉛不足にならないように注意する。
(追記)
桃とパイナップルのミックス缶を食べた後、咳が酷くなった。
『心の病は食事で治す』には、「マンガンは記憶にかかわる伝達物質のアセチルコリンの生産に欠かせない」と記されている。パイナップルにはマンガンが多い。
イノシトールはアセチルコリンを適切にはたらかせるために必要だが、マンガンはアセチルコリンを造りすぎるため、摂り過ぎに注意が必要ということになる。
以下にも、関連過去記事を二つリンクする。
↓
「風邪による咳の場合はパントテン酸食材ではなく亜鉛食材によって対抗する(易感染に)」
「タウリンとアセチルコリンと、銅とカルシウムMg」
以下は、家の中に取り込んで花を咲かせはじめた雨で折れたグラジオラス。