風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

尿酸結晶についての新しい情報

尿酸結晶についての新しい情報を得たので以下にリンクさせていただく。


● 非解離尿酸(uric acid)と解離尿酸(urate)による高尿酸の病態 みどりヶ丘病院リウマチ科(痛風外来)
尿酸はpKa(解離指数)が5.75の弱酸である。非解離尿酸(uric acid)はpHの上昇に伴って解離尿酸(urate)に転換してゆき,pH 5.75で両者は平衡状態になる。pHがほぼ7.4±0.005に維持されている組織液中では98%の尿酸は解離していて,共存するNa+と結合して尿酸ナトリウム塩の形で存在している。尿酸ナトリウムの飽和濃度は7.0mg/dLで,この値を越えたら結晶の析出が始まり,組織への蓄積が進むと痛風発作や痛風結節などの病態が発現する。一方,非解離尿酸(uric acid) が生体内で病原性を発揮するのは腎臓以下の尿路である。pHがpKa以下の酸性尿中では尿酸結晶が容易に析出し,急性尿酸性腎症,尿酸結石,腎機能障害などの病態を惹起する。非解離尿酸と解離尿酸は,病原性を発揮する場所も病態も全く異なるので,明確に区別する必要がある。(抜粋)
注:「pHがほぼ7.4±0.005に維持されている」は、「pH7.4±0.05」の誤りであるように思うが・・?(ミルトス)

腎臓に影響を与える尿酸と、痛風や関節に影響を与える尿酸とは異なるようである。どうも、体液をアルカリに傾ければ尿酸結晶が溶解するとは限らないようだ。
夫の腎不全は体液の酸性化が誘因となっていると私は考えているが、もう少し調べる必要があるように思う。
痛風に見られる足の親指への結晶化や関節痛を引き起こす尿酸結晶の場合は、むしろ組織液がアルカリに傾くにつれてナトリウム塩として結晶化してくるようである。どうやらアルカリ食品を食べ過ぎるのも良くないようだ。
ただ、ここでは触れられていないが、私共の日常生活の中で、モリブデンの多い物を摂りすぎた場合に関節が痛むということは明らかなように思われる。
今後、尿酸結晶について、娘の場合と夫の場合に分けて纏めていきたいと思う。