今回入院した夫の様々な検査の中に、甲状腺の検査も入っていた。
● セレニウム不足と甲状腺機能低下症
それを見ると、甲状腺ホルモンT4もT3も低めながら基準値に入ってはいるのだが、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値が低下症になって以来なかった高さになっていた。つまり甲状腺ホルモンが圧倒的に足りていないということを示す。
上にリンクしたサイトを見ると、甲状腺ホルモンはT4からT3に変換されて作用することが解る。(しかし、こちらに来てから甲状腺でかかっていた病院の検査ではT3の値は測定されていなかったのか、記されていない。甲状腺で評判の病院だと知人から教えられた病院だったのだが、どういうことだろうか?)
上のサイトには、先ず、T4が分泌されるために鉄、ヨウ素、亜鉛、チロシン、ビタミン(E, B2, B3, B6, C, D)が必要であることが記されている。そしてT4からT3に変換されるためには、セレニウムと亜鉛が必要であると書かれている。どちらにも亜鉛が必要なのである。
(このサイトの図の中の表記は逆になっているようだが)T4分泌抑制因子として、ストレス、感染症、怪我、放射線、薬、フッ素、重金属(水銀、鉛、カドミウム)、自己免疫疾患があげられている。この中のストレス、感染症、放射線、重金属は明らかに亜鉛と関係があると言える。体内亜鉛はストレスで損なわれる。感染症と闘うために亜鉛は消費される。重金属の排出にも亜鉛は関わっている。そして、放射線も!である。(関連過去記事→「放射線防護機能ー『亜鉛の機能と健康』より」)
以下に、『亜鉛の機能と健康』から亜鉛の重金属解毒機能について書かれたところを写真で掲載する。
さて、こういったことからも、福島で甲状腺がんの患者が増えていると言われていることが原発事故とは全く関係がないとは言い難いと言えるように思われる。
福島の児童30人に甲状腺がん見つかる https://t.co/s6zZa09ZWq @sputnik_jpさんから
— みき 脱被爆 (@mikihairo) 2016年6月8日