風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

『矢野顕子、忌野清志郎を歌う』


はてなダイアリーブログ『マイ自由ノート』さんで紹介されていたCD『矢野顕子忌野清志郎を歌う』を購入した。

忌野清志郎は反原発の歌なども歌っていたと聞いている。
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Photo Saloon SCENE

この中にはそういったものは入れられていないが、この人のことを詳しく知らなかった者にも、忌野清志郎という人間の優しさ、温かさ、大きさが伝わって来るセレクトになっているように思われる。それは、歌詞の中に現れている。全11曲、うち2曲は清志郎訳の海外のもの、1曲は矢野顕子作詞作曲の「ひとつだけ」。最後の「ひとつだけ」を除いて全て矢野顕子のピアノ?による弾き語りになっている。忌野清志郎の歌のたましいが矢野顕子に引き継がれて新しい世界に甦ったようだ。


デイ・ドリーム・ビリーバー

  作詞・作曲:JOHN STEWART
  日本語詞:ZERRY

もう今は 彼女はどこにもいない
朝はやく 目覚ましがなっても
そういつも 彼女とくらしてきたよ
ケンカしたり 仲直りしたり

ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
彼女は クイーン

でも それは 遠い遠い思い出
日がくれて テーブルにすわっても
Ah 今は彼女 写真の中で
やさしい目で 僕に微笑む

ずっと夢を見て 幸せだったな
僕は Day Dream Believer そんで
彼女は クイーン
     ・
     ・
ずっと夢見させてくれてありがとう
僕は Day Dream Believer そんで
彼女が クイーン

(「デイ・ドリーム・ビリーバー」より抜粋)


セラピー

  作詞・作曲:忌野清志郎

沈黙がこわくて オシャベリしすぎて
いつでも一人ぼっちのあいつに贈ろう

本当の心は 言い出せずじまい
いつでも感じすぎる 孤独なため息

そんな奴も たまにいるものさ
頭のなかは 大変だろうな

果てしない夜 おびえるクツで
どこまで歩けるか また試してる

そんなに 心配するなよ
頭の外も 大変なだけさ
     ・
     ・
そんなに 心配するなよ
頭の外も 混乱してるから

そんなに 心配するなよ
頭の中が 感じるだけさ

そんなに 心配するなよ

       (「セラピー」より抜粋)


春の午後 夢を見させる顕子のピアノ顕子の声