風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

今回の選挙は来夏の参院選とセットと、今週は忙しくなりそう


今週は忙しくなりそうだ。娘が帰ってくるから物置と化している部屋を片づけなければいけない。
それから、遠くの人から順にクリスマスカードを書く。

今年の聖書の御言葉は、マタイ福音書から、
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。(1:23)

それから、もう一つは、ルカ福音書から、
聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。(1:35)
そして青年にはイザヤ書から、

主はあなたの時を堅く支えられる。
知恵と知識は救いを豊かに与える。
主を畏れることは宝である。(33:6)

追加注文した宮葉子さんの『こころのごはん』が届いたら、一緒に送ろう。


今回の選挙は来夏の参院選とセット

私は祖父の代から同じ新聞社の新聞を読んでいる。
と言っても毎日熱心に読んでいるわけではないのだが、昨日、今日の内容は中立をなんとか保とうとしながら非常に頑張っていると思った。
昨日の新聞では、19面、20面にでかでかと特定の2政党の広告のみ載せていた(この辺は譲歩しなくてはやっていけないということだろう)が、1面の専門編集委員の「私の視点」と2面に掲載している「時代の風」欄の山極寿一(京都大教授)さんの文章がとても良かった。

そして、今日の1面の政治部長の記事。「自民は変化見せよ」から抜粋。

 自民党は確かに勝った。でも、今日のところはあえて「これからだ」と言いたい。
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 「第三極」を名乗る政党が参戦し、選挙戦は派手だった。一方で、最後まで投票先を決めかねる有権者が多かった。「決められない政治」への失望も強かった。有権者の「迷い」は投票率の低下となって表れた。
 有権者の選択で明確だったのは、たった一つ、「民主党ノー」だ。政権交代に託された期待を裏切り、1年ごとに首相が交代し、看板のマニフェストも総崩れの惨状に民意は厳しかった。ただ、そこから先は悩み通しだったのではないか。
 悩ませた原因は自民党にある。なぜ政権を失ったのか、総括はあいまいなままだ。どう衣替えするかというイメージも、「右傾化」以上のものが伝わってこない。歴史的大敗から3年余。出直すには十分すぎる時間だったのに、民主党の失策を攻撃していれば、いずれ政権が転がり込んでくるとあぐらをかいていた感が否めない。
 そうでなければ、毎日新聞の中盤情勢で、自民党支持率が23%にとどまるはずはない。大敗した09年の19%と比べても、取り戻したと胸を張れる数字ではないのだ。
 圧勝の割には、比例代表は、同じく大勝した郵政選挙(05年)の77議席に比べ大きく見劣りする。3年前の雪辱に燃える元職組を中心に、党よりも個人がたぐり寄せた勝利の色合いが濃い。
 食堂で注文が決まらない時に、迷ったあげく無難にカレーライスなどを頼んでしまった経験を持っている人は多いだろう。これと、政権選択を同列に論じるのは乱暴かもしれないが、自民党とカレーがダブって見える。
 圧勝を一皮めくれば、微妙さが浮き彫りになる。有権者の迷いを考えれば、過渡的な決着と言えるだろう。今回の政治決戦は来夏の参院選とセットになる。

12月16日「私の視点」欄「繁栄の土壌問い直せ」
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121216ddm001010114000c.html

「時代の風」欄「暴力で平和維持」の誤解 山極寿一(京都大教授)
http://mainichi.jp/opinion/news/20121216ddm002070129000c.html
http://mainichi.jp/opinion/news/20121216ddm002070129000c2.html