風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

詩篇77篇13節から20節(礼拝より)

神よ、あなたの道は聖である。
われらの神のように大いなる神はだれか。
あなたは、くすしきみわざを行われる神である。
             (詩篇77:13〜14)

10節で、詩人は「わたしの悲しみは いと高き者の右の手が変ったことである」と嘆いている。しかし神は詩人を見捨てられたのではない。詩人の信仰の成長のために試練の中を導いておられるのだ。

詩人は、11節で「わたしは主のみわざを思い起す。わたしは、いにしえからの あなたのくすしきみわざを思いいだす。」と歌う。詩人が思い出しているのは、自分の人生に起こった救いの業ではない。その祖先の時代から行われてきた神のくすしき御業なのだ。

詩人は思い出している。遠い祖先に起こった出エジプトの出来事を。
神は、人の考えをはるかに超え、道なきところに道をつくり、人を導かれる。

あなたの大路は海の中にあり、
あなたの道は大水の中にあり、
あなたの足跡はたずねえなかった。
あなたは、その民をモーセとアロンの手によって 羊の群れのように導かれた。
                          (詩篇77:19〜20 )

神は、私達の上にもくすしき御業を行われる。
神は、私達をこの救いの出来事の中に置くために、週毎に御自分の御元へと呼び集められる。


詩篇77:1〜12
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http://d.hatena.ne.jp/myrtus77/20120610/p1