風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

かぶの葉、ひまわりの種、ちりめんじゃこ、唐辛子(インド伝統医学?)

八百屋なる友よ汝(なれ)の語るをば聞けば楽しき野菜の話

八百屋の店先に、みずみずしい葉をつけた蕪を見つけると思わず連れて帰りたくなる。葉を洗って刻んで油で炒めるのだが、ここに何か足したい。いつも必ず入れるのは、上乾ちりめんじゃこ。種実も入れたいと思い、(ホントかウソかは知らないが亜鉛が多いという)カボチャの種を入れてみた。特に可もなく不可もなく・・。
ある時、ひまわりの種を入れてみると、むむっ!何だか美味しい。かぼちゃの種からひまわりの種に変えただけなのにやたらと美味しく感じられる。夫は何も言わない。

アーユルヴェーダの本を開いてみると、ひまわりの種はカパ体質が食べて良い唯一の種実と書かれているではないか。唐辛子もカパにはいいらしい。理屈は全く分からないが、恐るべしインド伝統医学!
ちりめんじゃこは・・? おぉ、そうか!私は水の性質のカパだから、ふわふわやわやわぐちゃぐちゃの釜揚げしらすではなく上乾ちりめんじゃこの方を無意識に選ぶんだな。体質の違う家族には気の毒なことだ。

『毒を出す食ためる食 実践編』蓮村誠=著(PHP文庫)

食品成分表を見ると、かぶの葉には、根の部分と比べてナイアシンもビタミンB6も多く含まれている。と言っても、ナイアシン食材とまでは呼べない量だが。茹でると、ナイアシンは特に減少するようだが、塩漬けにするとどちらもアップするようだ。糠漬けにしたものではナイアシンのほうはさらに増えている。炒めた場合はどうなるんだろう?

ついでに、切り干し大根の煮物を作ったので、食品成分表で大根を調べてみた。すると案の定、生の大根にはあまり含まれていないのに、切り干し大根のナイアシン量は増えている。この場合糠漬けよりも多い。まいたけのナイアシン量は生で可食部100gあたり9,1mg、切り干し大根では4,6mgだ。ただし、乾燥まいたけでは64,1mgにはね上がる。でも、あまり一度にたくさん摂らないで、毎日少しずつ摂るほうが良いように私は思う。