風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

苺の苗を

遠き日の娘の笑顔思ひ出づれば苺の苗を買つて帰りぬ

遠き日の娘の笑顔覚ゆれば苺の苗を買つて帰りつ

毎年、梅のジュースを漬ける。苺の苗を植えて苺を収穫する。よくよく考えてみれば、母が私のためにしてくれていたことだ。私はそれを真似ていたにすぎなかった。

覚(おぼ)ゆ=思い出される。
完了の助動詞「つ」は、人の意志が加わった動作を表す動詞に付くらしいので、最後を「帰りぬ」から「帰りつ」に変えた。

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