2011-10-14 川涯利雄歌集『風の丘』 本 介護日誌 ま夜二時に洗濯機まはす盲(めしひ)の老い 「部屋にお連れして添い寝」と記す 祈り ひざまづき祈りて一日始まりぬ 祈らずはふかき愛を保てず この二首が続けて載せられているところに、歌人の伝えようとする思いの深さが表れているように思う。 夜間の介護は大変なことだろう。 祈らなければ、神からの愛を戴くのでなければ、為し得ない勤めだと思う。