風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

夕の虹

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無力なる石のかけらよ大洪水
きりぎりす出来得ることは、これっぱかし
出水後(でみづあと)塔より眺む 人に虹
嘘っつき!虹出しといて神さまは
こんな日は悲しく見える夕の虹
うつむきて水害後の泥流す人々の上(へ)に虹かかりをり

「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。・・。わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。・・。わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。」(創世記9:9〜15)


「神さまの嘘つき!」と、喚きたくなる。「聖書に書いてあることなんて嘘っぱちだ」と、怒鳴りたくなる。それなのに、どうして信じているのだろう。いや、どうして信じたいんだろう。信じられるものがなくては、生きられそうにないから・・だろうか?

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