葛原妙子に「ソ連参戦二日ののちに夫が呉れしナルコポン・スコポラミンの致死量」(異本『橙黄』)という短歌があって、乗り物酔いの薬の中に「スコポラミン」という記載を見つけて、驚いたことがある。
致死量はどれくらいなんだろう?
乗り物酔いの薬を飲むと翌日までぐったりする。なるべく飲みたくないと思い、食べ物で乗り物酔いを克服した。
ところで、最近YouTubeで「ヒットラーを倒したのはソ連だ」、と聞いた。
この短歌を見ても、ドイツとの同盟国であった日本においてソ連の参戦が脅威であったことが分かるように思う。
(旧字体で掲載すると文字化けすることがありますので、上記の短歌は新字体で記しています。)