風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

原初の人類は木の実採集民族???

人類の最初は木の実などを採集する採集民族だったのではないかと思う。

神である主は、見るからに好ましく、食べるのに良さそうなあらゆる木を地から生えさせ、園の中央には、命の木と善悪の知識の木を生えさせた。 

 

神である主は、人に命じられた。「園のどの木からでも取って食べなさい。ただ、善悪の知識の木からは、取って食べてはいけない。取って食べると必ず死ぬことになる。」(創世記2:9,16~17 聖書協会共同訳)

 

けれど、罪に堕ちて以来、それだけでは生きられなくなった。

 

神はアダムに向かって言われた。「お前は女の声に従い取って食べるなと命じた木から食べた。お前のゆえに、土は呪われるものとなった。お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。お前に対して土は茨とあざみを生えいでさせる 野の草を食べようとするお前に。お前は顔に汗を流してパンを得る 土に返るときまで。(創世記3:17~19)

 

カイン

アダムとエバが最初に得た子で、〈得た〉(カーナー)と関係させているが、本来は〈鍛冶工〉の意味であろう。(略)カインはまたカイン人と関係して用いられている。

 

カイン人

カインの子孫と見られる場合があるが、遊牧民族であるミディアン人と関連が強いとする説もある。(『新共同訳聖書 聖書辞典』)

聖書には、「カインは土を耕す者となった」(創世記4:2)と記されているが、茨の生い茂る土を耕すために農耕具が必要となったようにも思える。また、家畜を解体するためにも刃物は必要だったろう。

 

イザヤ書には、「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず もはや戦うことを学ばない」(2:4)と語られている。

 

ヘト人
古代世界にあってエジプト、バビロニアと並んで中近東世界に影響をおよぼした民族(ヒッタイト人)。東はユーフラテスから西は小アジアの西側スミルナに至るまでの、広大な地域にその文化的遺物を留めている。

この民族の強力であったのは、鉄を武器として利用したことにあって、溶鉱術に長じ、軍馬の飼育も盛んであった。イスラエル人にとってもこのヘト人とは種々の関わりをもち、とくにヘト人との勢力の消長が旧約をとおして窺える。(『新共同訳聖書 聖書辞典』)

 

エサウは、四十歳のときヘト人ベエリの娘ユディトとヘト人エロンの娘バセマトを妻として迎えた。(創世記26:34)

 

リベカはイサクに言った。「わたしは、ヘト人の娘たちのことで、生きているのが嫌になりました。もしヤコブまでも、この土地の娘の中からあんなヘト人の娘をめとったら、わたしは生きているかいがありません。」(創世記27:46)

 

エサウは、カナンの娘たちの中から妻を迎えた。ヘト人エロンの娘アダ、ヒビ人ツィブオンの孫娘でアナの娘オホリバマ、それに、ネバヨトの姉妹でイシュマエルの娘バセマトである。アダは、エサウとの間にエリファズを産み、バセマトはレウエルを産んだ。オホリバマは、エウシュ、ヤラム、コラを産んだ。これらは、カナン地方で生まれたエサウの息子たちである。エサウは、妻、息子、娘、家で働くすべての人々、家畜の群れ、すべての動物を連れ、カナンの土地で手に入れた全財産を携え、弟ヤコブのところから離れてほかの土地へ出て行った。彼らの所有物は一緒に住むにはあまりにも多く、滞在していた土地は彼らの家畜を養うには狭すぎたからである。(創世記36:2~7)

 

ヤコブは息子たちに命じた。「間もなくわたしは、先祖の列に加えられる。わたしをヘト人エフロンの畑にある洞穴に、先祖たちと共に葬ってほしい。

それはカナン地方のマムレの前のマクペラの畑にある洞穴で、アブラハムヘト人エフロンから買い取り、墓地として所有するようになった。(創世記49:29,30)

 

ダビデは人をやって女のことを尋ねさせた。それはエリアムの娘バト・シェバで、ヘト人ウリヤの妻だということであった。

書状には、「ウリヤを激しい戦いの最前線に出し、彼を残して退却し、戦死させよ」と書かれていた。町の様子を見張っていたヨアブは、強力な戦士がいると判断した辺りにウリヤを配置した。町の者たちは出撃してヨアブの軍と戦い、ダビデの家臣と兵士から戦死者が出た。ヘト人ウリヤも死んだ。(サムエル記下11:3,15~17)

 

このヘト人ウリヤとダビデの記事を読むと、ヘト人はイスラエルの中で味方としても生きていたことが分かる。

 

 

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