風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

ブロプレスと利尿薬と「ヘンレのわな」(『目でみるからだのメカニズム』)と電解質

ヘンレのわなのわなとは罠か輪の何かなのか 塩の加減をかんがえあぐむ

以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。
また、立ち読みで得た情報が混ざっているので、参考書籍を詳しく提示することが出来ません。

「一口に体内と言っても血中か尿細管中か尿管中か、あるいは細胞内かで違う?ー追記あり」で、アンジオテンシン2受容体拮抗薬と利尿薬について書いた。

遠位尿細管では、「Na+の吸収とその交換のK+やH+の分泌は、アルドステロンによって促進される」(『目でみるからだのメカニズム』)ということだから、ブロプレス等のアンジオテンシン2受容体拮抗薬を飲んでいれば、アルドステロンの働きが抑えられるために、カリウムイオンが尿中に分泌されず血中に増え高カリウム血症となる、ということだった。
フロセミド等のループ利尿薬は、ヘンレのわなで作用して、塩素イオン、ナトリウムイオン、水の再吸収を抑える、ということだ。
これだけを見ると、利尿薬はカリウムイオンには関係していないように思われる。私はずっと、ブロプレスを飲んで血中に増えたカリウムを利尿薬を飲むことで尿中に捨てることができるのではないかと考えていたのだが、どうも関係ないように思える。そうすると、カリウムの摂りすぎを心配しなくてはならない。

またもう一つ、減塩療法とブロプレスの併用は要注意と記されたものを見かけたので、ナトリウムイオンの再吸収を抑える薬を飲み続けていれば、ナトリウムが不足して逆に具合が悪くなるのではないか、と気にしている。
最近も、十分味がついていると思えるものに、夫は醤油をかけたがった。いつも薄味を好む方なので、塩分が足りていないのかと思う。
といって、塩分を多くすると罠に嵌ってしまうように思えて、それも怖くてできない。なにしろ「ヘンレのわな」だし・・。

参考書籍:堺章『目でみるからだのメカニズム』(医学書院)