風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

どうしてもナイアシンの方に引き戻される(インスリンとの関連で)

以下の内容は私の思考過程のものであり、理解に間違いがあるかも知れません。

いいかげんナイアシンから離れて他の栄養素について考えたいと思うのだけど、どうしてもナイアシンの方に引き戻される。しかもインスリンとの関連で。

脂肪細胞は、インスリンの刺激を受けてグルコースを細胞内に取り込み、トリアシルグリセロールとして貯蔵し、空腹時には、これをグリセロールと脂肪酸に分解する。グリセロールは糖新生経路に合流してグルコース産生の素材となり、脂肪酸はエネルギー源として利用されるということだ。つまりインスリンは、脂肪細胞にグルコースを取り込み脂肪として蓄えさせることにも関与しているということかと思う。

私は20代の頃から朝食を摂らなかった。それで仕事をしても何も問題がなかった。結婚して夫に合わせて朝食を摂るようになり、食べると朝からだるくて眠いということがあり、また朝食を摂らなくなった。それで昼食までもつというのはどういうことかと考えていた。

子どもの頃からナイアシンの多い青魚を食べさせられてきたが、結婚してからも夕食は魚を中心に献立を考えていた。
夕食でナイアシンの多い物を摂り炭水化物を多めに摂ると、余剰となった糖質(グルコース)がインスリンの作用で脂肪細胞に蓄えられ、翌朝のエネルギーとして使われるからではないかと考えた。私は若い頃から甘い物はそれほど食べないのだが、ご飯好きなのだ。

20代の頃は、朝起きて、水1杯飲まずに出勤していたと思う。この20年ほどの朝食は、砂糖入りのカフェオレだけだった。ところがこの頃、それだけではお昼までもたなくなってきて、11時前になると何か食べずにはいられなくなるのだ。それで、このところナイアシンの多い物を控えているからではないかと思ったのだった。
『栄養医学ガイドブック』には、「ビタミンB3、B6、マグネシウムは、インスリン分泌を促す栄養素であり」と記されている。ビタミンB3とはナイアシンのことである。青魚にはビタミンB6も多い。そして私は夕食ではマグネシウムの多い豆腐を使うことが多い。やはりこういった食事内容でインスリンが多く造られ、インスリンの作用で炭水化物から分解された糖質が脂肪として蓄えられて、翌日の午前中のエネルギーとして使われていたのだと思う。

また、『栄養医学ガイドブック』には、カリウムの働きとしてブドウ糖の吸収と合成、グリコーゲンのグルコースへの分解、インスリン作用促進」と記されている。グリコーゲンはグルコースからなる単純多糖。肝臓や筋肉に含まれる。
私自身の体内のカリウムは少ないのではないかと思う。だから時折無性にキュウリが食べたくなって、カッパ巻きを買ってきたりする。けれど、夫の元々の体質はカリウムが多かったと思う。それで、糖質が消費されやすいために朝食を摂らなければならなかっただろうし、甘い物も必要とする体質で、少々多めに甘い物を食べても代謝されていく体だったと思う。

インスリンがナトリウム濃度を上げ水分を引き込むというのはこれまで何度も書いてきたのだけど、朝起きて頭痛がするというのは、ナイアシンの多い物を夕食で摂りすぎて、インスリンの作用でナトリウム濃度が上がり、水分が多くなり血流量が増えて、その血流が寝ている間に頭の方に回るためではないかと思う。だけど、このところ朝起きて頭痛が酷いということが以前に比べて少ないように思う。

そうそう、ウィキペディアの「尿酸」には、「高インスリン血症は血中尿酸値を上昇させ」、と書かれてある。痛風にもインスリンは関わっていると思われる。

参考書籍:柏崎良子=著『栄養医学ガイドブック』(学研)
     川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』(ナツメ社)等