風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

今日の新聞ーみどりの日

     『みどりのゆび』
大砲に花を咲かせよみどりの日

今日、5月4日の新聞は頑張っていると思った。
「君たちの憲法 君たちの命ー美香の教え今こそ」の見出しで、昨年シリアで殺害された山本美香さんの同級生で中学校教諭の岩澤宏行さんが教壇で戦争の話をするようになったという記事を一面に掲載している。

以下引用、
最近、憲法9条を変えようという声が強まっていることに不安が拭えないという。「生徒たちが兵隊になって誰かをあやめたり、逆に命を奪われたりすることはあってはならない。9条はそこに直結している」と思うからだ。
専門は数学の岩澤さんだが、山本さんを勤務校に招き講演会を開いたという経緯があり、山本さんの伝えようとしたことを引き継ごうと教壇に立った。教壇に立つ前、山本美香さんが子供向けに書いた本『戦争を取材する 子どもたちは何を体験したのか』(講談社の一節を読み返したという。
「この瞬間にもまたひとつ、またふたつ・・大切な命がうばわれているかもしれないー目をつぶってそんなことを想像してみてください」
「さあ、みんなの出番です」

以下引用、
 国会で憲法96条を変えようとする声が強まっているが、岩澤さんは言う。「現行憲法にも検証すべき点はあるかもしれません。でもなぜ96条を変えるのか。何をしたいから変えるのか。変えたら次はどうなるのか。みんながもっと考えるべきではないでしょうか」


もう一つは、安倍首相が日本の原発を輸出するためトルコとの間で原子力協定に署名することで合意したという記事。
以下引用、
 日本の原子力協定署名は、2日のアラブ首長国連邦UAE)に続き2例目。
この記事の最後は「福島事故後足踏み」という小見出しで次のように締めくくられている。
以下引用、
 しかし、11年の福島原発事故後で政府が輸出を後押しする動きは停滞。リトアニアフィンランドの建設計画で日本勢が優先交渉権を得たが、リトアニア国民投票原発建設への反対が多数となって計画が宙に浮いた形。フィンランドは交渉中だ。
石油などのエネルギー源を豊富に持っている国で、戦争をしたいと思わなければ原発を輸入しようとは思わないだろう。つまり、日本は兵器を海外へ輸出しようとしているということだ。間接的にでも戦争に荷担しようとしているということである、と私は思う。
この二つの記事を今日の新聞は一面に掲載している。

みどりの日 兵器商から花つくりびとに
みどりの日みどりの日のまま平和の日に

平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。(マタイ5:9)
元記事
 ↓
http://mainichi.jp/select/today/