ほろ酔うてみる泣いてみる昔居た太平洋の原酒の好きな人真似て
ほろ酔うてみる泣いてみる春呼ぶ雨のぽろぽろと声たつる夜は
ほろ酔うてみる泣いてみる城址にルリタテハ舞ふおぼろの夜は
旅から帰って二日経ってようやく頭がはっきりしてきた。
酔い止めの薬で自律神経が副交感神経に傾いていたせいで頭がはっきりしなかったのだ。
つくづく自律神経の入れ替わりがいかに大切なものかを思わされる。
以前に傷めた足もずっしりと重くて具合が悪かったが、昨夜少し雨が降ったためにこちらもほんの少し軽くなった。
お天気を予報出来る足になって、誰かさんから「便利な足を手に入れたね」と言われ、喜んで良いのやら・・?
泣けなくて胸に溜まった水溜まり春の雨降りゃ暴れ出すかも
泣きなさいと歌う歌あり泣けなけりゃ怒りなさいと自分に歌う
金原まさ子句集『カルナヴァル』(草思社)より、一句。
朧夜のああお湯が沸いてくるような