風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」


「ガフサさん、きょうのごきげんはいかが」
「めちゃくちゃよ。なんていう一夜だったのでしょう!わたし、あなたのことばかり考えていましたわ。・・」
・・・。
「わたし、気になって気になって、ひと晩じゅうあなたに、お電話していたんですよ。それなのに、電話線がきれてしまって・・」
・・・。
 
 そういってフィリフヨンカは、すなの上にすわると、なみだをこぼしながらわらったのです。
トーベ・ヤンソン作『ムーミン谷の仲間たち』「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」より)


[向島ひつじ書房+こすみ図書]さんの「大人が読むこどもの本の読書会」の一回目でムーミンシリーズが取り上げられた。その紹介文と読書会報告記事をブログで拝見して、私も『ムーミン谷の仲間たち』を読んでみた。この年でだが、「大人が読む〜」の主旨にはあてはまっている。
「こどもの本の読書会」 ♪ 向島こひつじ書房+こすみ図書presents

この本は、タイトル通り「仲間たち」のことが一人一人描かれている短編集なのだが、その中の「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」を読んで、私は、ちょっとすぐには言葉で言い表せないような感動を覚えた。けれど、そう言っていたのでは何も伝わらないので、[向島ひつじ書房+こすみ図書]さんに感謝しつつ、言葉で表してみた。


詳しくは、こちらをご覧ください。

http://plaza.rakuten.co.jp/narrative1gatari/3001
http://plaza.rakuten.co.jp/narrative1gatari/3002

若い頃、私の友人は知人に、こんなことを言っていた。
「○○さん(私のこと)は、私に色んなことを話してくれるんだけど、私はその話してくれることの半分も理解することができないんです」
けれど、その頃の私は、そんな友人達に支えられて生きていた。