風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

王子のかなしみー『星の王子さま』

入り日見つめる王子のかなしみ 薔薇一輪


「きみが愛している花は、大丈夫だよ・・きみの羊に口輪を描いてあげる・・きみの花にはフェンスを描いてあげる・・ぼくは・・」その先、何を言えばいいのか、わかりませんでした。
どうすれば、王子さまの気もちになれるのか、どこで王子さまの気もちといっしょになれるのか、それもわかりませんでした。
                                         サンテグジュペリ作『星の王子さま』より

愛そうとして愛しきれない王子さまの悲しみは、人の愛の限界を見る思いで、胸が塞がれる。


星の王子さま』に触れている拙文「柏葉幸子の本1」も合わせてご覧ください。

http://plaza.rakuten.co.jp/narrative1gatari/2013