芙蓉の花が咲き始めた。 八月の終わりの夕明かりの時が、好きだ。母の死を何にたとへむ 花ふよう丸くしぼみて ほとりと落ちぬ妙なる 夕明かり満つ ふとしも 花ふよう落つ またひとつ落つ
話しながらことりと眠るやうに母逝きけりといふ夕明かり満ち幼時より死を恐れゐる一人娘に母の遺しし静けき夕べ 人生もそろそろ終わりに近づいて、自分はいったい何を残せるのだろうかと、この頃時折考える。
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