風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

壊れかけの初代シャトルシェフの使い途と余熱調理で美味しい料理、そして磁気を帯びた火山灰は原発を機能停止させる?!



●  再生エネルギー「神話」の崩壊! 脱原発で頭を抱えるドイツの現状 火力発電所の増殖、
 太陽光発電が増えれば原発も火力も要らなくなると思っている人は、ドイツにも日本にもたくさんいるが、それは大間違い。…。太陽光と風力が爆発的に伸びた結果、火力が増えてしまった。…。
(中略)
 このメガソーラーがすでにたくさんできてしまったのが、ドイツだ。しかも、ドイツは日本ほど太陽が出ないので、稼働率は9.5%(13年)、10.5%(14年)と、さらに低い。

(太陽光や風力発電が増えるとどうして火力発電所を増やさなくてはならないのか?という疑問への答はこの記事の続きに書かれている。ミルトス
 もっとも、太陽光発電の真の問題は稼働率の低さではなく、バックアップ電源が要ることだ。再エネは、施設がいくら増えても独り立ちできないので、通常の発電所が、いざという時のために、ピーク需要のほぼ100%分を賄えるだけの容量を確保して、常に補佐しなくてはならない。(抜粋引用)

上のニュース記事は、「夕焼けとんび」さんがツイッターで警告しておられるように、CO2地球温暖化説によって原発を推進しようとする立場の人間が書いたものだ。けれどこの記事を良く読むと、太陽光発電などの自然エネルギーに誘導して最後、やはり原発がなければやっていけないという方向へ持っていこうとする地球温暖化詐欺の手口が良く解るように思う。自然エネルギー推進は、原発推進地球温暖化詐欺に直結しているということがここでも証明されている!
「ドイツが、メルケル氏が良い」と思って真似すると間違った方へと向かってしまう。面倒なことなのだけど、常に立ち止まって思考し、選び直し、引き返しつつ前進する必要があると思う。
(ミルトス)

  

内鍋の底にイボが出来て穴が開きそうになった初代のシャトルシェフは二十年の歳月を共に歩んでくれたので簡単には捨てられない。けれど、使い途はまだいくらでもある。冷凍庫の中にいつの間にかたまってくる保冷剤を入れて冷蔵庫代わりに使う。夜に作って、冷蔵庫に入れるにはまだちょっと熱すぎるお味噌汁などを翌朝まで入れて置くことにする。

初代のシャトルシェフは最近のものより良い点がいくつもある。一つは、外蓋が取り外しできて本体にかけておくこともできる点。つまり置き場所に困らないのだ。もう一つは外鍋にも内鍋にも持ち手が付いているから、外鍋ごと持ち運ぶ時にとても安定感があって便利。それから、静電気を引き起こすプラスチック部分が少ないから、ホコリ除けにタオルなどをかけておいても繊維がくっつかなくて良い。外鍋の蓋の上が平だから、使っていない時、物がちょこっと置ける。
最近のシャトルシェフは色なんか色々あるんだけど、機能的には改悪しちゃってると思う。何でも改良はいいけど、改悪はダメでしょ!

シャトルシェフといえば余熱調理なんだけど、私はシャトルシェフを使わなくても結構余熱で料理をすることが多い。骨付き肉なんかはシャトルシェフを使って余熱調理するのが良いけれど、火の通りやすい食材を使ったお味噌汁なんかも普通のお鍋で余熱調理する。
夕食で一番最初に作り始めるのがお味噌汁で、最後にお味噌を入れて仕上げるのもお味噌汁。料理を余熱で煮ている間にブログ記事書いたり、ツイッター覗いたりする。まぁ、これは朝から晩まで家の中に居る主婦だからやれることかもしれないが・・。
早い時期からシャトルシェフを使っていたということもあるのだけど、余熱調理は、小林カツ代さんの料理本で教わったものだ。『おいしい夕食つくりおきのヒント』

さて、この余熱調理でささみを茹でて、できたスープに野菜を入れてまた余熱調理し、冷た〜く冷やしておいたお汁に素麺を入れて戴く。余熱調理って、作り始めてから食べるまでに結構暇がかかるかも?




スープで飲むならこのままでも良いが、素麺を入れる場合は好みでちょっと麺つゆを足しても良い。





私の場合は麺つゆでなく、化学調味料無添加のだし醤油を使う。長崎のチョーコー醤油株式会社の「京風だしの素うすいろ」。



話は変わって、川内原発再稼働に関連してこんなツイートをしている方がいた。

桜島の火山灰は磁気を帯びているので原子炉を制御している電子機器に悪影響を及ぼして機能停止に追い込むというのだ。『元素周期表で世界はすべて読み解ける』を読んでいたので、このツイートに納得できると思った。

以下に『元素周期表で世界はすべて読み解ける』からところどころ引用する。

 近年、レアアースは資源としての価値が急激に高まってきました。これに伴い、レアアースを求める争奪戦が主要国を巻き込み、世界中で勃発しています。…。
 レアアースは、LEDやテレビなどの蛍光体燃料電池排気ガスの浄化装置などハイテク製品に使用され始めています。争奪戦が起こる最大の理由は、最新の科学技術で必要とされる強力な磁石をつくるのに不可欠なものだからです。
 たとえば、病院で行う画像検査はこれまではCT(コンピューター断層撮影)が主役でしたが、放射線を使わないMRI(磁気共鳴画像装置)が徐々に増えてきています。MRIは、磁気と電磁波によって体の断面を画像化する装置です。CTは装置が比較的に安価なのですが、何といっても放射線の被曝が最大の短所です。…。
 …。あの輪っかの内部の正体は、超高性能の強力な磁石です。この磁石をつくるのに、レアアースが不可欠です。…。
 またこの他にも、電気自動車やリニアモーターカーなどにも使われており、強力な磁石の需要は今後もうなぎのぼりに高まっていくでしょう。…。
(中略)
 鉄や銅、それにアルミニウムのように、生産量が多く世界中で幅広く使われている金属は、ベース(基盤)となる金属という意味でベースメタルと呼ばれています。
 これに対し、地球の表面にそもそも少量しか存在しない、あるいは簡単に取り出すことができないために希少価値を持つ金属を、総称してレアメタルと呼びます。…。
 一方レアアースとは、レアメタルのうち、グループ3の第6周期までの元素を指します。…。
 レアアースのアースには、「地球」以外にも「土」という意味があります。レアアースは土にわずかに含まれている元素という意味で、この名がつけられました。希土類と訳されることもあります。
 日本が経済成長期のただ中にあった1968年、日立製作所から「キドカラー」という名前のテレビが発売されました。ブラウン管にレアアース、つまり希土類を使うことによって輝度が上がったことから、半分ダジャレでこの名がついたそうです。…。
 ところが、このレアアースが、高性能の磁石に不可欠な材料として、今や世界経済の首根っこを押さえるくらいの重要な存在になってきているのです。
 レアアースを使った磁石は「希土類磁石」と呼ばれ、何といっても高い磁力を保つことができるのが最大の魅力です。…。
 おまけに、レアアースは、溶ける温度(融点)が極めて高い、熱伝導率が高いといった他の元素にはない性質も持っています。…。
 …。つまり、希土類磁石は熱に強く、長時間続けて使用できるという大きな長所も兼ね備えているわけです。
(中略)
 …、産出地は中国に偏在しているため、…。
(中略)
 なぜ、レアアースは中国だけに偏在しているのでしょうか。…。
 レアアースの各元素は、それぞれ電子配置がよく似ています。その結果、化学的な性質も酷似しているので、同じ場所から産出される傾向が強いのです。
 ただし、レアアースの各元素が全部まとめて採れるというわけではありません。レアアースのうち、ランタンやネオジムなど、原子が比較的軽い「軽希土類」と呼ばれる元素が採掘できる鉱床と、ジスプロシウムやイッテルビウムなど原子が比較的重い「重希土類」と呼ばれる元素が採れる鉱床の2種類があるのです。
 レアアースの鉱床自体は、…と、世界各地で見つかっています。しかし、そのほとんどが、軽希土類が採掘される鉱床です。重希土類が採れる鉱床は、現在のところ中国南部でしか開発されていません。…。
 重希土類は花崗岩に含まれているのですが、含有量はごく微量です。花崗岩自体は世界中にありますが、これを砕いてレアアースを抽出するには、膨大な費用がかかってしまいます。しかし、中国南部にはたまたま花崗岩が風化してできた粘土層があり、わずかに含まれるレアアースがイオンになって粘土に吸着しています。そこに硫酸アンモニウムなどを流し込むと、レアアースのイオンが溶け出すので、安価に取り出せるという仕組みです。高温多湿でなければ花崗岩が風化することはないのですが、偶然にも中国南部は気候の条件がぴったり合う時期が長く続いていたわけです。
 一方、軽希土類の鉱床は、中国だけではなく世界中で見つかっています。よかった、よかった、といいたいところですが、残念ながらこちらも中国の独壇場です。
 世界各地にある軽希土類の鉱床の中で、たまたま中国のバイユンオボ鉱床だけが、地表のすぐ近くにあったのです。採掘の費用が劇的に安価ですむため、世界の市場を席巻。…。
(中略)
 さらに今年になって日本の排他的経済水域である南鳥島の周辺でも、レアアースを含んだ泥が大量に見つかったのです。…。ありがたいことに中国南部でしか産出していない重希土類も豊富に含んでいるため、安価に採掘できる方法が確立されたら、レアアースをめぐる資源問題は一気に解決するでしょう。
 なぜこんなに大量のレアアースが海底に眠っていたかというと、レアアースはごくごく微量ながら海水にも含まれていて、これが酸化鉄などに吸着して沈殿し、海底の泥になったからです。海底といっても水深が3500〜6000メートルという気の遠くなりそうな深海なのですが、…。(吉田たかよし=著『元素周期表で世界はすべて読み解ける』(光文社新書)より)

こんなことなので、火山灰が磁気を帯びているというツイートは信じられると思ったのだった。

ところで『元素周期表で世界はすべて読み解ける』には、こんなことも書かれている。「文明を持った人間が地下に眠っていたカドミウムや水銀を掘り出してしまったために、微量ではありますが、こうした金属元素が、毎日口から体内に入ってきます」

それならレアアースだって、深海に眠っているものを日本でも採掘できるかもしれない等と言って喜んで掘り出して良いものだろうか、と思う。新たな問題が必ず生じてくると断言できるとさえ思える!


●  原子力規制委員長 桜島関連質問に「答えてもしようがない」
 規制委がネット上で配信している会見の模様(右の写真)を見たが、田中氏の態度は傲慢そのもの。この言い方は極めて不謹慎で、事実誤認も含まれている。…。大きいか小さいかは別として、川内原発にも何らかの影響があるのは事実だ。…。
 昔から鹿児島市内の降灰はひどく、日中、灰が太陽の光を遮ることもしばしば。それでも住民は桜島と向き合って暮らしている。田中委員長は、鹿児島の実情がまったく理解できていない。
 そもそも、福島第一の事故原因さえ判明していないなか、原発再稼働を認めたことが「非常識」。田中氏の言う「常識」とは、原子力ムラの都合によるものだ。従って、都合の悪いことには答えない。
(中略)
 だが、九電側の見解が誤りであることを示す資料がある。…。川内原発においては桜島ということになるが、九電が桜島の影響はないとする理由は、“偏西風”の影響で桜島の火山灰が東に向かうからというもの。しかし、この主張は川内原発で事故が起こった場合の「放射性物質の拡散予測」と大きく矛盾する。
 下は、2012年に原子力規制委員会がいったん公表し、誤りがあったとして新たに出し直した放射性物質の拡散予測図に関する資料。
 …。桜島の灰は東に、川内の放射性物質だけは西に――そんな都合の良い話などあるわけがない。しかし、規制委は九電の主張を容認。火山学会の警告をも無視して川内再稼働にお墨付きを出している。
 …が、結局規制委として火山噴火についての備えはないということ。無責任体制のなかでの原発再稼働なのだ。(抜粋引用)