小保方さんのSTAP現象と、「ピアジェのモノアラ貝の環境への遺伝子レベルでの適応論」が似ているようだと考えていたところに、とあるブログへ投稿された以下のようなコメントを見つけた。
● 愚かなリニア中央新幹線・・・今年着工予定
●新幹線の3倍〜4.5倍の消費電力・・原発再稼動とセット
● 規制委員会のパブコメと映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』
8/15締切の川内原子力発電所の原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見のパブリックコメントに出された文章を載せて下さっている。「必要があったらご自由にお使いください」と書かれているが、あまりに立派すぎて日頃色々なところからコピペしてブログを書いている私でさえ気が引けて使わせて頂けそうにない。それで、「どんなに技術を整えても人間はミスをする。これまでも想定外の事故を何度も繰り返してきたでしょう。よって原子炉は全て廃止すべき!」とパブコメしてきた。それにしても科学的・技術的意見だなんて、誰がコメント出来るってんの!卑怯(ミルトス)
● 中間貯蔵施設に交付金3千億円 政府、福島側に提示へ
● 不正の糾弾よりは、片っ端から再現実験をするのが世界の流れ
STAPについては、これは私の考えであるが、STAP細胞の発見の意味するところは、遺伝基質は後天的にも環境により変化する。それを細胞の遺伝子レベルで明らかにしたのがSTAP細胞の発見である。一方で遺伝子工学に代表されるように、人間の性情は遺伝子によって決定されているので遺伝子をいじることでしか、その性情は変えられないという概念に基づく「遺伝子治療の膨大な市場があること、理研によってこの膨大な遺伝子治療の市場をくつがえされては困るグローバリズム(アメリカの国定)の意向にしたがう」というものである。(抜粋引用)
このコメントを見て考えたことが二つある。その二つは繋がっているとも言えるが・・。
先ず一つ目は、ピアジェのモノアラ貝の観察からも解るように、STAP細胞というのはこれまでのような遺伝子操作をして造り出されるものではないのではないかということだ。
ピアジェの理論から考えると、STAP細胞は遺伝子を直接操作するのではなく、環境を変えることで細胞そのものが遺伝子レベルで変化するということではないか、と。
しかし、このことを解っていないと、従来の遺伝子操作をして細胞を造り出す研究と同じようにSTAP細胞研究を非難するということが起こってくるように思われる。つまり、「遺伝子を操作するのは神への冒瀆だ」、と。こういった非難は詳しく理解していない素人側からの方が起こって来易いのではないかと思う。私も含めて。
又、この、遺伝子を人工的に操作するのではないというところから、ガン化の心配がないということも言えるのではないだろうか。
ips細胞がガン化する恐れがあるという情報がネット上でも散見される。笹井氏がこのことに触れたために窮地に追いやられたというような仮説も目にする。
そして、こういったこと(つまりSTAP細胞が従来の遺伝子操作によって造られる細胞ではなくガン化の恐れがないということ)が世間に知られてはまずいから、STAP細胞はネス湖のネッシーと同じようなものだ等という言説が科学者の側から真しやかに垂れ流されたのではないだろうか。
もう一つは、STAP騒動の裏には「利権」に関わる問題が横たわっているということだ。
上に引用したコメントにあるように、遺伝子治療の市場にとってSTAP細胞は邪魔者なのである。
ネットとは関係なく耳にした情報によると、STAP細胞を作る実験はそれほどお金をかけずにやってみることが出来るという。それで、やってみたが出来なかったという知り合いの化学者がいたと身近で聞いた。しかし、一度や二度やってみて誰にでも作れるようなら、こんなに問題にはならないだろう。ただ、やってみるためにかかる費用はipsなどと比較にならないくらい安いということのようだ。つまり、これを成功させれば膨大な研究費が国から貰え、しかも作るための費用はそれ程かからないということになる。となると、これを欲にかられて、あるいは妬みから潰しにかかる人々が現れてもおかしくはないと言えるだろう。
そしてこういったことは、STAP問題に留まらず、原発問題とも密接に関係しているように思われる。科学研究の世界は純粋に研究だけの世界で独立しているわけではない。その時の政治や世界経済の動向と連動していると言えるから。
しかし今もっとも求められているのは、原子炉を廃炉にする知識と技術であり、ここまで拡がった放射線とどのようにして共存していく、あるいは放射線を無害化していく可能性を模索することではないだろうか!
錬金術師はこの賢者の石の製造法を見つけ出し、それを作りだすことを至上の命題としていた。 もちろん、そのような物質は実際には生み出されはしなかった。しかし、この錬金術師たちの研究は、硫酸・硝酸・塩酸などの化学薬品の発見につながり、その成果は現在の化学の基礎になっている。とはいえ、科学が発展した現代において錬金術師を名乗る人間などほとんどいないだろう。
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本来、「アルケミスト」たちは単にお金を得るために金を生成しようとしたのではなかった。
(「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」第5話より抜粋)
● 欲望と平和
● エホバの証人の「世界政府キャンペーン」が始まった
● 4号機の謎−安倍の核弾頭密輸話、オウム、イスラエルの工作
嘘か本当か知らないが、こんな禍々しい話もある。日本に原爆が落とされた時の経緯も考えればあながち全くのデタラメだと笑って済ますことも出来ないような・・?(ミルトス)
● 「可能性」を理解できない人たち
NHKは、なぜ直前に論拠を失った「ES細胞混入説」に基づき、番組を構成したのか。科学的な検証を行うならば、必ず指摘しなくてはならない矛盾だったはずである。しかも、小保方氏が「あるはずのないES細胞」を冷蔵庫に保管していた、という報道まで行って視聴者を捏造説へとミスリードした責任は大きい。 最後に、笹井氏について述べておきたい。笹井氏の死後、「ネイチャー」や「TIME」など、海外の有力紙がこぞって「現代科学の偉人」の早すぎる死を悼んだ。世界中の科学者が、その死を悲しんでいる。STAP問題も、本来なら科学の通常のルール通り「不正」を正して、改めて「検証」を淡々と進めればよかったことなのに、メディアや世間からのバッシングにより人格さえ否定され、自殺に追い込まれていったのだ。 笹井氏は「不正」発覚後の4月の会見でも、STAP細胞の存在を信じていた。STAP細胞から生まれたキメラマウスにおいて、STAP細胞が胎盤にまで分化していたことは、ES細胞でも実現できないことだと当初から発言していた。笹井氏は再三「STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデー タがある」と語っていたのだ。 ノーベル賞を獲ってもおかしくない世界トップの科学者が述べていることに重みがあると考えるのが当然だと思うが、笹井氏は「嘘をついている」という前提が、いつの間にか出来上がっていた。 そしてそのバッシングの矛先が今、小保方氏一人に向いている。私たちは冷静な目でSTAP問題の検証を見守ることが大事なのではないだろうか。欲望や嫉妬、個人的感情により正気を忘れた狂乱騒動で真実を見る目が曇れば、日本における「科学」は崩壊し、科学者も育たなくなるだろう。 (文=大宅健一郎/ジャーナリスト)(4ページ目から抜粋引用)