風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

山の道から海の道へ

白浜に用があって、川に沿った中辺路という山の道から田辺に出、白浜に一泊して、帰りは海沿いの道を帰ってきた。

近年島へ渡る道路がついたので、帰りの途中、大島に寄った。
この大島にはトルコ記念館やトルコ人の営む絨毯と小物のお店等、トルコに纏わるものが多くある。明治23年に紀伊半島沖で遭難した船の乗組員を島民が手厚く介護したところから、後、串本町とトルコの町や市が姉妹都市となったためのようだ。


こちらは、トルコ軍艦遭難慰霊碑。
今回、たまたま大島に寄ってみて、大島にこの慰霊碑があることを私は初めて知ったのだった。
数日前に、梨木香歩の『村田エフェンディ滞土録』(これは小説だが)を再読していて、和歌山沖で遭難した船の乗組員を地元の漁民たちが救助、看護にあたったというくだりを目にして注目していたところだった。生まれも育ちも紀伊半島の私なのに、最初に読んだ時はこの部分が全く記憶に残らなかった。


トルコ記念館から灯台へ行くまでの道にお店がいくつかある。
金柑ソフトとドラゴンフルーツジュースの美味しいお店に猫が居た。娘が「横に坐ってもいいですか?」と尋ねると、猫はすかさず「ミャー」と返事を返してくれた。「ミャー」=「いいですよ」だと解釈して、娘は猫の隣りに腰掛けた。


トルコ人のお店で買ったのは、壺のようなピッチャーのような・・。トルコではソースを入れるという。私は何を入れよう?ついつい余計な物を買ってしまって、家の中に物があふれてしまう。

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そうして今日、娘は東京へ戻っていった。