風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

主はわたしの牧者

19日の礼拝は、牧師不在のため最年長の長老が御言葉をとりついでくださった。

詩篇23篇1節から6節
   ダビデの歌
主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。
主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる。
主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道に導かれる。
たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。
あなたがわたしと共におられるからです。
あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、
わたしのこうべに油をそそがれる。
わたしの杯はあふれます。
わたしの生きているかぎりは 必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。
わたしはとこしえに主の宮に住むでしょう。

この有名な詩篇の言葉はダビデが歌った歌とされているが、ダビデは平穏な人生の中でこの歌を歌ったのではないと言って、先ず、サムエル記上から下にいたるダビデの半生を概観して聖書を解き明かしてくださった。
途中、「緑の牧場とはどこでしょうか」という問いかけがなされ、「緑の牧場とは教会です。そして御言葉は青草です」と語られた。いつも語る側の(と言っても、語るためには聞かなくてはならないのだが)牧師の口から語られたのでなく、長い年月御言葉に聞き続けてこられた長老を通して語られたということで、深い感動を覚えた。「主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる。」こうしてこの方は、長い年月、神によって養われてこられたのだと。

改めて選ばれた説教題を見ると、23篇の一節からとられた「主はわたしの牧者」である。そうして、私は、この長老がダビデと同じ信仰の告白をしておられたことに、気づいた。