風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

『月刊日本』4月号書評欄ー山田孝男=著『小泉純一郎の「原発ゼロ」』から

山田孝男=著『小泉純一郎の「原発ゼロ」』から竹森俊平=著『国策民営の罠』柄谷行人=著『政治と思想』までがひとつながりの書評欄

月刊日本』4月号「書評 編集部が薦める一冊」(編集委員中村友哉)
ここに書かれているように、小泉氏は根っからの新自由主義者なのだと思う。だから、ここに書かれているように、経済的な問題が解決されればやはり原発推進へと向かう可能性も残されていると思う。けれど私は、小泉氏は新自由主義で日本を救えると信じているのだと思うのだ。経済(金)で日本を救えると私は信じていないので、方向性としては全く逆方向なのだが、けれど、「日本を救えると信じている」という点において、ただ欲に目が眩んで動いている人間と小泉純一郎は区別されなければならないと思う。


日経『原発再稼働と経常収支』と映画『あなたを抱きしめるまで』
原発推進の姿勢が露骨な日経だが、ここでは『原発停止で燃料輸入が増加したため経常収支が赤字になったといわれているが、石油や天然ガスの輸入数量は殆ど増えていない。経常収支の悪化の主因は円安と燃料価格の高騰である』とし、結局 『原発が再稼動してもしなくても日本経済の将来展望は大きく変わらない。原発無しでは日本経済が成り立たないという極端なイメージを作るのはミスリーディングだ』と指摘している。