風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

2020-01-01から1年間の記事一覧

移ろいゆく・・

今年も ツツジが 美しく咲いてくれたのだけど、 花後の剪定が難しい。 花の咲いている脇から新葉が出てくるようで、それを切り落としたら、来年花を咲かせないのではないかと・・。 四角や丸に刈り込んだのでなく、自然な花の姿形が好ましいので、このままで…

ソーニャ 5 − ドストエフスキー『罪と罰』

「ぼくは用事を話しにきたんだ」ラスコーリニコフが、突然、顔をしかめて、大声に口をきり、立ちあがって、ソーニャに近づいた。(略) 「ぼくは今日、肉親を捨てたんだよ」と彼は言った。「母親と妹をね。もう、ふたりのところへは行かないんだ。あそこでき…

ソーニャ 4 − ドストエフスキー『罪と罰』

と、人込みのなかから、音もなくおずおずと、ひとりの娘がぬけ出てきた。貧困と、ぼろと、死と絶望に包まれたこの部屋には、彼女の突然の出現は奇異にさえ感ぜられた。彼女の着ているものもぼろにはちがいなかった。いかにも安っぽい身なりにちがいなかった…

薔薇を脇役にして・・(「薔薇が弱ってきたので・・」追記)

咲き誇る薔薇の下に、黄色い蕾をつけた植物が佇んでいる。 なんだろう?と思っていると、 下から開き始めた。 そう言えば、教会員のお一人が、「薔薇の下にジギタリスを植えたんですけど、出てくるかどうか?」と仰っていた。礼拝が休止となって、これじゃぁ…

ヨハネによる福音書3章1~15節の日曜学校でのお話(追記あり)

今日は、ファリサイ派に属するニコデモという名前のイスラエルの指導者のお話です。 ファリサイ派というのは、律法を一所懸命に守ることで救われようとしている人達のことです。その中でもニコデモさんはイスラエルの人々を教える教師でした。皆から「先生」…

大輪の薔薇は・・(『聴く』臨時特別号と)

大輪の薔薇は、 それだけで様になる。 今朝、薔薇のところにいると、2歳くらいの女の子を抱いた女性が、「見て、凄い咲いてる」と子どもに薔薇を指差しながら通り過ぎた。思わず、「一輪切って差しあげましょうか」と声をかけそうになったのだが、刺が凄いか…

コロナの時代の・・

薔薇薫るコロナの時代の物干しに 二階の物干し場から見ると、昨日は気づかなかった白い小花が咲いているように見えた。 庭に行ってみると、ノバラが開きはじめていたのだった。 香り高い。 西側の壁一面に、 様々な 薔薇が 庭の 入口近くまで 植えられている…

聖書に触れて生まれ変わった実在の人物

「「ラザロの復活」とソーニャ」で「野口悠紀雄氏は、パイーシイ神父が朗読する「カナの婚礼」を聞きながら夢を見た後、アリョーシャは新しく生まれ変わった、と言っておられるのだ」と書いてから、聖書を読んで生まれ変わった人がいたなぁ、実際に?誰だっ…

ゴミの袋の中から桜餅の匂いが・・

さくらが、 庭の色んな所から枝を伸ばすので、切って捨てようとしたのだが、あんまり生き生きしているので、花瓶に入れて、これにツツジを加えたら一瓶になるかなと思ったら、イメージ通りいかなくて、ツツジが花の重みで下を向いてしまう。仕方なく、口径の…

「ラザロの復活」とソーニャ− ドストエフスキー『罪と罰』26

『罪と罰』の中で、ソーニャがラザロの復活を記した聖書個所を朗読する場面があって、それについて書こうと思っていたのだが、最近夫が買ってきた本の中にその場面について言及しているところがあったので最初に引用させて頂こうと思う。 ソーニャは、現実の…

庭を、週日、独り占め

ひなげしが至るところで咲いている。 蕾をつけたアヤメを見つけたと思ったら、 翌朝、開いていた。 二つ目も・・。 だいぶ離れて、こんな所にも。ここは下にベゴニアが咲いているブロックの中。 シラー・カンパニュラータ。 レンテンローズの葉の茂みの中に…

剪定で切り落としてしまった椿と・・・

蕾をたくさんつけていたウツギの花が開いて、 枝先が垂れ下がり、地面に花がついているので、 一枝切って、 剪定していてうっかり切り落としてしまった、まだ花の咲いていた椿と一緒に、 瓶に入れると、 翌々朝、 こころなしか、椿が、また少し開いたような…

礼拝休止中の主日礼拝の流れ(4月26日)

公同の教会と共に、神に礼拝をささげましょう。 〈招詞〉「詩編 95:6~7」わたしたちを造られた方 主の御前にひざまずこう。共にひれ伏し、伏し拝もう。主はわたしたちの神、わたしたちは主の民 主に養われる群れ、御手の内にある羊。今日こそ、主の声…

行き場(居場所)がない! - ドストエフスキー『罪と罰』25

ここまでくれば、ラスコーリニコフの意識における「プレストゥプレーニエ」、人間の掟をふみ越える「新しい一歩」とは、たんに高利貸の老婆に対する殺人行為だけを意味したのではなく、より広範な社会的、哲学的意味、マルメラードフの言う「どこへも行き場…

礼拝休止の中での礼拝(三密を避けて・・)

全体での礼拝休止の中、役員数名と牧師の家族だけの礼拝が行われた。 はじめてのカテキズム問い1〜2 2020年4月19日(日)主日礼拝 聖書:イザヤ書 43:1 ガラテヤの信徒への手紙 4:4〜6 ヨハネの手紙一 4:9〜10(新共同訳) きょうからしばらくの間、新型…

愛は、踏み越える ー ドストエフスキー『罪と罰』24

『罪と罰』の冒頭に、ラスコーリニコフの下宿のある建物の門口から高利貸の老婆の家までは「きっかり七百三十歩」あると記されている。(略)つまり、ここでのドストエフスキーはほとんど瑣末なまでの「リアリズム」にこだわっているわけである。 ところが、…

なぜエンベロープを持つウイルスの方がアロマオイルに弱いのか?

この続きは、『風の匂いの中に』(↓)で書いています。 meromeropy77.hatenablog.com 実は、この文章を目にした時からずっとモヤモヤしていた。 「細胞壁を持つバクテリアには、細胞壁が邪魔をして標的の細胞膜まで到達しにくいので、アロマオイルが効きにく…

2020年4月号の『聴く』

3頁目は、長老の文章で「忘れ得ぬことば『聖書は聴くものですねェ』」を掲載したが、ブログに載せる承諾を得ていないので、省略する。 イースターなので、咲き始めた色鮮やかな ツツジを。 イースターの今日まで通常の礼拝を行ったが、次週から礼拝もしばら…

あんまり可愛すぎて・・

美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない。【当麻】 — 小林秀雄bot (@hideo_critic) 2020年1月21日 庭のあちこちに色んな花が咲いている。 ポピーらしいオレンジの花と、白い花を摘んできた。 いじり回して、 花びらを落としてしまった。 あ…

『聴く』2020年コロナウイルス臨時特別号

〈 聖書の中の植物 〉シナモン、桂皮 コロナウイルスはエアロゾルで感染すると言われていた。 エアロゾルとは何か調べてみると、「気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体の混合体」と記されている。粉塵や蒸気、ミスト等のことを言うよう…

葛原妙子61

晩夏光おとろへし夕 酢は立てり一本の壜の中にて 葛原妙子『葡萄木立』 酸いぶどう酒とは酸っぱいぶどう酒のことです。英語の訳を見ますと、ビネガーと訳されているものもあります。ワインから作った酢、ワインビネガーのようなものでしょう。これは苦しみを…

「十字架」(2020年4月5日礼拝説教より抜粋引用)

説教「十字架」 聖書:マタイによる福音書 27:32~54(新共同訳) (略) ここには人間にとって最も辛いことが、凝縮されているかのようです。理解されない、拒絶される、捨てられる、あざけられる、あなどられる。肉体的な痛みと精神的な苦しみのすべてが…

エア聖餐?!

今日の礼拝の聖餐は、実際には食べないエア聖餐式として執り行われた。 これは感染症について考慮して娘が提案したもので、牧師を通して長老達に伝えられ、長老達が急遽これを受け入れる形で実現した。 聖餐ばかりでなく礼拝を休止する教会も出ている中で、…

鼻風邪を甘く見てはいけない!(コロナウイルスは鼻細胞を標的とする)

新型コロナウイルスは鼻の主要細胞を攻撃する能力があり、それから一部の感染者が嗅覚や味覚を失った状況を説明できる可能性がある。ハーバード大学医学大学院の研究者らがこう指摘した。 研究者によるヒトとマウスのゲノムデータの分析で、鼻の奥にある特定…

椿に茶色いシミが・・

さくらと椿と連翹を、 会堂の 階段の 踊り場に置くと、 礼拝中に射した陽の光が強すぎて、さくらの葉がぐったりとしてしまった。 慌てて部屋に取り込んで、 水切りを すると、 持ち直した。 ところが、 一晩経つと、 今度は椿に茶色いシミが出ていた。 軒下…

椿というのは・・

椿というのは、 本当に、 ぽたん、 と、落ちる。 旦那が昨日微熱、今朝3回計った体温が34.6度調べるとヒットした武蔵野徳洲会のホームページ。低体温が継続するのも新型コロナウィルスの検査対象に入っている。この病院だけが掲げているようなんやけど過去の…

「緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)|Web医事新報|日本医事新報社」より抜粋引用

「緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)|Web医事新報|日本医事新報社」より抜粋引用 コロナウイルスはエンベロープを有するので,エタノールや有機溶媒で容易に感染性がなくなる(不活化でき…

「発熱」には亜鉛だけでなく銅も関わっている(溶血性貧血、ビタミンKへと繋がっていく可能性も)

免疫をになう細胞「マクロファージ」が体温で活発になる仕組みを解明―過酸化水素によって温度センサーTRPM2がスイッチ・オンする分子メカニズム― - 生理学研究所 免疫を担い病原体や異物と戦うマクロファージは、感染がおこった場所でまっさきに病原体や異物…

亜鉛過剰で「発熱」?(抗炎症解熱剤とステロイド剤の服用に関連した考察)

亜鉛の過剰摂取に、「発熱」(https://ipidiw.co.jp/nutrition/zinc.html)と記されている。 亜鉛が不足するとかぜをひきやすくなります。からだにウイルスなどの異物が侵入すると、異物を排除しようとする免疫反応がおこります。亜鉛が不足すると、この免疫…

地面に落ちた椿が・・

地面に落ちた椿が、 コサージュのように見えたので、写真に撮った。 水揚げ待機中。 朝、椿が二つ落ちてしまっていたので、入れ直して、 写真に撮って、 ちょっと向きを変えたら、最後の一つも落ちてしまったので・・明日は飾る花がない。 コロナウイルス:…