風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

夏バテに


ゴーヤの味噌炒め。にがりの多い塩をふって炒め、味噌をからめて仕上げる。


少し前に、塩化カリウムの食品への添加が招く弊害について危惧すると書いたのだが、『野菜の便利帳』の「にがうり」のところに、カリウムと苦み成分で夏バテを防ぐ」と書いてある。


筋肉の収縮を調整し、不足すると体の動きが悪くなるカリウムも多く含んでいます。(略)
 好き嫌いが分かれる独特の苦みのもとはモモルデシン。胃液の分泌をうながして食欲を増進させるほか、肝機能を高める、血糖値を下げるなどの効果も期待できます。(白鳥早奈英・板木利隆=監修『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』(高橋書店)より)

関連過去記事→「ゴーヤ、にがうり、ニガウリ、苦瓜」

夏は減塩にばかり気を遣っていると夏バテに陥りやすいのではないだろうか?カリウムの多い野菜に、塩や味噌や醤油を利かせて、美味しいと思える程度に濃いめの味付けで食べる方が良いように思う。

ジャガイモにもカリウムが多い。ジャガイモのヴィシソワーズが飲みたいと思って、ササミでとったスープにジャガイモを入れて作ったら芋が多すぎてスープにならず、おまけに塩が利いていなくて家族に不評だった。それで、出し汁に多めの味噌を溶かして足して、緩めのスープにして冷たく冷やして翌日出したら美味しいと言った。味噌仕立ての和風ヴィシソワーズ。夫にはしょっぱすぎたかもと思ったが、大丈夫だったようだ。失敗作だったので写真には撮っていないのだが、小ネギを散らして・・。

冷たい物ばかり摂っていると胃が冷えて動かなくなって良くないかも知れないが、夏は、献立の中に一つ冷たい物が入っていると、食欲が出て良いのではないかと思う。



● 秋田県のお国自慢
  秋田県ではぎばさ(海藻)とか金農パンケーキなどをこれから販路拡大したいとのこと(東京新聞

  実はいささか専門的になるが、昨年秋田県立大学の植物栄養学研究室が「放射性セシウムを吸収しないイネ」の開発に成功したことは、大学の研究者があまりにも謙虚であるためか、あまり話題になっていない。しかし、これは世界に誇るべき秋田県の快挙である。秋田県立大学金足農業高校と同様、秋田県が財政的なスポンサーであるからである。あまり声を大にして言いたくないことだが、もしも今後の日本、韓国、中国などの稲作国で原子炉爆発を起こして放射性セシウムで土壌汚染したら、このお米の品種をカリ肥料の施用と共に翌年から使えばよいからである。この品種はほとんど放射性セシウムを玄米種子に移行させないからである。以下に紹介しておいた。
 http://www.winep.jp/news/204.html(「WINEPブログ」より抜粋引用)