風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

アレルギーの化学伝達物質ロイコトリエンB4(カモミール精油についての追記)


● 【NO NUKES DAY 原発のない未来へ!3.26全国大集会】とクリスマス映画2題:『クーパー家の晩さん会』と『ザ・ナイト・ビフォア 俺たちのメリー・ハングオーバー』
土曜日、26日は渋谷・原宿へ原発反対の集会&デモ、【NO NUKES DAY 原発のない未来へ!3.26全国大集会】へ行ってきました。
(中略)
それでも、たまには人数を集めることは大事でしょう。毎年3月にある大規模な反原発アクションを自分のブログで振り返ってみたら、参加者は官邸前抗議が始まる前の2012年が2〜3000人くらい(この時、例の『言うこと聞かせる番だ、俺たちが』がデモで初めて使われました)、2013年は4万人、2014年は3万2000人、2015年は2万3000人、今年は主催者発表で3万5000人ですから、だいぶ盛り返したことになります。
(中略)
今、渋谷とか新宿、国会前では毎週のようにデモが行われています。日本ではデモや抗議が起こらないと言われていたのが、遠い昔の事のように思えます。おかしなことがあったら自分たちの声を挙げるのが今や日常の習慣、になりつつあるのではないでしょうか。
今週は安保法施行に対する抗議が国会前であります。日曜日に夕飯も作り置きしたし(笑)、今週は忙しそうです。
(抜粋引用)


上記写真で掲載したように、ジャーマンカモミール(Matricaria recutita)精油のカマズレンには炎症を起こすロイコトリエンB4の形成を阻害する作用があるようだ。ロイコトリエンは、ヒスタミンと同様に即時型アレルギーを引き起こす化学伝達物質である。ロイコトリエンにはいくつかの種類があるようだが、中でもB4は強力なアレルギー誘発作用があると記されている。

また、同じ書籍の「オキサイドの治療効果」のところには、以下のように記されている。

ここには、オキサイドの中の1,8ーシネオールが喘息患者の発作を引き起こす危険性があると書かれているが、別の研究者らによっては、ロイコトリエンB4とプロスタグランジンE2経路を抑制することで気管支喘息の炎症を抑える働きがあることが示唆されているとも書かれている。

これは、つまり、加減が必要だということではないかと思われる。薬局にも「調合薬局」と看板に書かれているところがあるが、薬というのは本来、一人一人の体に合わせて調合するものだったのではないか。そこではやはり、調合する者の加減する力や技が必要になってくるだろうと思う。

自律神経が副交感神経に傾くと咳が出ると考えた私は、1,8ーシネオールを多く含んだローズマリー・カンファー(Rosmarinus officinalis Camphora)精油をアロマランプで焚くことにしたのだが、これだけでは刺激が強すぎて返って逆効果になると考えて、真性ラベンダー(Lavandula angustifolia)精油レモン(Citrus limon)精油ブレンドすることにした。

気管支喘息の吸入薬の中には、緑内障前立腺肥大症の人には禁忌のものもあるようだが、アロマ精油でも、アルデヒドの仲間のシトラールは、ラットへの局部塗布で前立腺や膣の細胞の異常増殖が引き起こされたと記されている。シトラールには抗ヒスタミン作用もあるようなのだが、眼圧を上昇させるため緑内障患者には良くないようだ。シトラールをを多く含有する精油にはレモングラス(Cymbopogon citratus)等がある。

近年世界中のあちこちで原子炉の事故が起こっているので、ハーブや精油もよくよく産地に注意しなくてはならなくなってきている。そしてやはり、それだけに頼っては駄目だろうと思う。食事もアレルギーの基本は回転食と言われているから、同じものを食べ続けないように気をつけることは基本的に大事だ。一つのものに頼り過ぎないことだ。

ロイコトリエンB4はアラキドン酸から造られる。アラキドン酸はリノール酸から変換される。これらの摂り過ぎに注意すること。アラキドン酸については、また別記事で書く予定。









引用書籍

アロマテラピーを学ぶためのやさしい精油化学』
(フレグランスジャーナル社)
 E・ジョイ・ボウルズ=著

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