『カナリヤ』のMVがユーチューブに上がってきたようだ。やっぱり本人が歌ってるのが一番いいよね。でも、映像はちょっと気に入らないところがあるのでリンクしないことにする。
この歌の歌詞の中で最も注目したのが、以下。
いいよ あなたとなら いいよ
もしも最後に何もなくても
いいよ いいよ いいよ
「最後に何もなくても」というのが、本当に、いい!
そしてこれに続く、
いいよ あなただから いいよ
誰も二人のことを見つけないとしても
あなただから いいよ
歩いていこう 最後まで
この「誰も二人のことを見つけないとしても」のところで私は、ガルシアマルケス『コレラの時代の愛』を思い浮かべた。そして二人のことを見続けている人がきっといる、と思った。
しかし、ちょっと気に入らないのが、ここの部分、
あなたも わたしも 変わってしまうでしょう
時には諍い 傷つけ合うでしょう
見失うそのたびに恋をして
確かめ合いたい
「見失うそのたびに恋をして」、ちょっと長らく生きてきたおばさんには、それはあり得ないと思うよ。
見失うそのたびに恋をするというのは、どうしたら出来るのでしょうか?
見失うそのたびに恋心というものは壊れていく一方だと、私は、思います(笑)。
あぁ、でも有名な歌があったなぁ、「恋は不思議ね 消えたばずの灰の中から何故に燃える」とかって(古)。私の住んでる世界が違ってたのか? 米津様、参りました!
#米津玄師「カナリヤ」には、「カナリヤが鳴きだす四月の末の」と「カナリヤが消えていく五月の末の」という部分にタイトルとなっている「カナリヤ」が出てくる。
— メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2020年11月20日
カナリヤは、羽根が抜け替わる6月から10月頃までは鳴かないそうだ。
こういった知識が、作歌の土台にあるんだなぁと感心する。
わたしがあけぼのの翼をかって海のはてに住んでも、あなたのみ手はその所でわたしを導き、あなたの右のみ手はわたしをささえられます。(詩篇139:9~10)
「カナリヤ」の代わりに、大好きな「Flamingo」のMVをリンクさせて頂く。
youtu.beこれは本当に最高です。動きとか、表情とか、ストーリー性とか、映像としての芸術性が高い!