風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

風邪予防でビタミンCと亜鉛をサプリメントで摂ると・・


● 第1424回 銅とPMS 「臨床栄養士のひとり言」
アメリカやカナダでは40年ほど前から、11月の感謝祭のころになると、薬局には風邪の予防のための亜鉛トローチや亜鉛サプリメントが、ビタミンCとともに 店先に並美ます。日本でも10年くらい前から、風邪の予防に亜鉛サプリメントが注目されはじめています。特に、受験生のお子さんを持つ親は、勝負の日に向けて風邪をひかせないようにあらゆる手段を講じますが、亜鉛サプリメントやトローチもその1つだと思います。ネットを見ても雑誌でも、これからの季節は念に1度亜鉛が大注目の季節になります。
しかーし、亜鉛サプリメントで摂る場合には注意をしなければならないポイントがあります。(抜粋引用)

3年程前、娘の皮膚の状態から、アトピー性皮膚炎は亜鉛過剰の銅不足で起こるのではないかと考えていた。ブログでもそういったことをまとめて掲載してきたが、上にリンクさせて頂いた記事内容を見ても、亜鉛の過剰摂取によって銅の吸収低下が起こるようである。
これは、カルシウムが亜鉛と競合して吸収阻害されるのと同じだと考えられる。逆に銅を摂りすぎた場合、カルシウムを摂りすぎた場合は亜鉛が吸収阻害されるということだろう。


日本では、何かというとビタミンCが取り上げられるように思うが、アメリカやカナダでは40年前から風邪予防というと亜鉛とビタミンCだというのには驚いた。
ビタミンCというと大量に摂っても排泄されるから大丈夫と言われているように思うが、私は疑問に思う。
風邪予防でビタミンCをサプリメントで摂れば、亜鉛が免疫の方にばかり働かされて、他の働きが出来なくなると思われる。亜鉛が抗酸化に働けなければ、脳障害や細胞死も起こりうる。
それは他の栄養素でも同じことが言えるだろう。一つの栄養素ばかりを摂り過ぎるとその栄養素とばかり働かされて、他の栄養素の欠乏症に陥ると考えられる。その結果、長い年月の後には別の病気になるかも知れない。
アトピーで長年苦しんできた娘には可哀想な言い方だとは思うが、皮膚に異常が見えるだけ良いかも知れない、と家では話している。


いくつかのサプリメントを長期に亘って大量に摂るのは止めた方が良い。