前の牧師館の軒先に吊してあったセッコクの花が二輪咲いた。家の建て替えの間、会堂側のカイヅカイブキの生け垣に避難させていたので、雨水も受けていたはずなのに今年は花付きがとても悪い。針葉樹が発するフィトンチッドというものは身を守るために菌などを殺す作用があると言われているが、他の植物の生育を抑える働きもするのではないかと思ったりする。
例えばハーブなどでも、ボリジはイチゴの傍に植えると発育を助け合うなどと言われているが、コリアンダーはフェンネルに悪影響を及ぼすとも言われていたりする。又、葱の仲間のチャイブスはうどん粉病の発生を防ぐとも聞く。こういったように、植物は周りと影響し合って存在しているから、セッコクの今年の花付きの悪さはカイヅカイブキのせいではないかと思ってしまうのだった。
夕食後の片付けをしながら「セシウムはカリウムと挙動が似ているらしい」と話していると、夫が元素周期表を見て、「セシウムはカリウムと同じ列だなぁ」と話し始めた。それで、「じゃぁ、ストロンチウムとカルシウムはどう?」と聞くと、「同じ列」と言う。そこで、福島の黒毛牛に白い斑点が出始めて、いつ倒れてもおかしくないほど銅が不足しているというニュースを見たのを思い出して、「銅と同じ列にあるのは何か見て」と言うと、「レントゲニウムとか、キュリウムだって・・」。
「レントゲニウムにキュリウム、レントゲンにキュリー・・」う〜ん、興味深い答だ、と思った。でも、興味深いと思っても、思うだけで、私には何かを証明することも何も出来ないのだが・・。
思ったところでどうにもならないと言えば、もう一つある。
随分前、まだテレビを見ていた頃のこと、水と蜂蜜をなめて日光浴をするだけで4年間も生きている男性を紹介する番組を見たことがある。やらせなのか何なのか良く分からないなぁと思いながら見ていたのだが、その番組でだったか、その後の何かでだったかは忘れてしまったのだが、ストレスを感じている人は食物を摂らないでは生きていけないと聞いた記憶があるのだ。
最近になって、腸内細菌がミネラルを作るというようなツイートを見かけて読み囓って、思ったのだった。ストレスを感じると、人間の体内では副腎皮質ホルモンが放出される。このホルモンは、亜鉛などを結構ダメにする。ミネラルは腸内細菌によって作られているけれど、ストレスを常時感じている人は体内の副腎皮質ホルモンの量が増えすぎてミネラルを損ねるので、食物でミネラルを補わなければ生きていけないということなのではないのかと・・?私がこんなことを思ったところでどうしようもないことなのだけど・・。
以下は、『放射能に抗う』からの引用。
「セイタカアワダチソウは黄色い花の花粉に、他の雑草に芽を出させない酵素を持っているんです。芽を出させないで眠ったままにするんですね。…。他を寝かしといて、自分だけが起きて発芽するんです。繁殖力が旺盛で、あっという間にその一帯を自分たちだけで占領します。でも、最後は自滅していくんです。この酵素を、うまく除草剤なんかに使えるんじゃないかと思っているんですがね」
ここの空間線量は〇・七二マイクロシーベルト。わずか数百メートルしか離れていないのに、線量は倍近くある。
セシウムはカリウムの同族元素だから、植物がカリウムと間違ってセシウムを吸収すると生長点(茎の先端部)まで到達する。すると、たとえばセイタカアワダチソウそのものがアンテナのような役目を果たし、先端の生長点からガンマー線を飛ばすのである。雑草に覆われた土壌の線量が高いのはそのためだ。これは森も同じで、森は慢性的にカリウム不足だから、森に降ったセシウムは樹がどんどん吸収していく。そして先端からガンマー線を三六〇度に放出するのである。森のそばの道路や民家の線量が高いのはこのためだ。
「芝生の庭も、芝を刈りこむだけで線量が半分になります。だから、通学路はきれいに草を刈って、土手にカリウムを撒いてあげれば、空間線量はかなり下がります。雑草だらけの田んぼでも、きれいに草を刈ったら線量は三分の一になるんです」
次年度、この田んぼに作付けしても、おそらくセシウムの線量はかなり高くなるという。
「耕作放棄地の線量は高いです。データとしてはっきり出ています。雑草に含まれているセシウムが一緒に土の中にすきこまれるからです。土の中にアンモニウムイオンが増えて、セシウムをイオン化してしまうんです。かといって雑草に火をつけたら二次被害が起きるし、川に流すわけにもいかないから、細かく砕いて土の中に返すしかないんです」(奥野修司=著『放射能に抗う』(講談社文庫)より抜粋引用)
● 読書『いま語らねばならない戦前史の真相』と『昭和天皇実録の謎を解く』、それに0508 再稼働反対!首相官邸前抗議
と、いうことで、今週も官邸前へ
午後6時の気温は22度。もう、めっきり夏の陽気だ。陽が高い。今日の参加者は官邸前600人くらい、国会前他で600人くらい、併せて1200人くらいだろうか(主催者発表1300人)。(抜粋引用)先週は、頭の調子が悪くて、もわもわしてちっとも働かなかったので、運動を兼ねて関電前へ行ってきた。
先々週、行く時には気づかなかったんだけど、帰り道に大好きな月見草が咲いている場所があちこちにあることに気づいた。花が開いていたから。ところが、翌日写真を撮りに行ってみると、役所の周りが草刈りされて、こんなことになっていた。世の中というか、社会はというか、ホントに草刈りとか好きだよな〜。カラスノエンドウとか何とか緑の中に黄色い月見草がちらほら咲いていていい感じだったのに、刈られてしまってこんな風だよ。
下の写真は別の場所。
関電前に行く道の途中には白い露草が群生している場所もあって、少し貰って来た。根っこが途中で切れた気がするから、ダメになるかも知れないけれど・・。